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インドの伴奏楽器二つを、正確な周波数528Hz 396Hzに調律し、この持続音をメインに、オーバートーン(倍音)を奏で、ゆったりとしたヒーリング効果のある音楽の録音をしました。

4曲60分のアルバムのダイジェストをYoutubeにアップしました。
7分44秒の試聴ムービー iTunesストアでダウンロードできます
https://itunes.apple.com/jp/album/meditation/id976842313

”録音に使ったインドの弦楽器:タンプーラとスワルマンダール”
この録音で使った弦楽器は、本来どちらも「伴奏専用」として、インドの古典音楽に用いられる伝統楽器です。

タンプーラは、古典声楽や器楽の背景となるドローン(通奏音)、倍音を醸し出す持続音を提供し、
ラーガ(インドの伝統的な旋律)の基本となる音を導くのが本来の役割です。
インド古典音楽では、ラーガ(旋律)の即興的な描写が成されますが、移調や転調は無く、常に基本音を中心にメロディーの上昇や下降を行う、いわば様々なスケール(節)の音楽で、
それは「基本音への回帰」を何度も何度も繰り返します。

つまり、タンプーラから音楽が始まり、タンプーラの音で長時間の音楽が終わります。
数字で例えるならば、Zeroから始まりZeroに終わる音楽の、Zeroを持続的に提示しつづける楽器がタンプーラ。

通常4本の開放弦を順に繰り返し奏で続け、醸し出す倍音(オーバートーン)と共に、常に一定の雰囲気を出すもの。
この録音での調律は396Hzが1弦、528Hzが3弦、合計4弦となっています。
木製のボディーに、鹿の角でできたブリッジ(弦の土台)を使っています。
 
もう一つの弦楽器スワルマンダール(インドのハープ)は、古典声楽や器楽のメロディーの合間などに、そのラーガの音階を提示し、装飾的にドレスアップするとともに、歌い手のムードや、インスピレーションをたかめるのがその役割です。
この録音では、自分なりの奏で方で、倍音(オーバートーン)の「漂い」を感じつつ、描いたものとなっています。

倍音(オーバートーン)は、一つの基本の音に相対して、2倍以上の整倍数として現れ、人間の可聴範囲を越えた帯域にも及びますが、それぞれの楽器のもつ特性から、倍音を含んだ音色は異なります。
琵琶や三味線の「サワリ」と呼ばれる効果は、弦の振動がネックやフレットと干渉することにより、倍音を多く含んだ独特の音色をだします。
インドの弦楽器シタールやビーナ、タンプーラも同じ原理で、土台(ブリッジ)と干渉する効果は「ジャワリ」と呼ばれています。

世界中に分布する「口琴」(アイヌのムックリ、インドのムルシンなど)、モンゴルのホーミー、トゥバのフーメイなどは、倍音が強調された音楽ですが、口の形、舌の運動、喉の力、息遣いなどを変化させる事によって様々な、まるでシンセサイザーのような音を出す事ができます。また、口の内で「共鳴」させる音をコントロールすることによって、メロディーをかもし出したりします。しっかりとした美しい倍音発声は非常に高度です。
 
実は、前に何度もこのセットでの録音はしていました。
天空オーケストラの1stアルバムの最後の曲「Koo」や、
前作のアルバムの「izumi」「yume」など、
数々の舞踏家の方々とのライブセッションでもよく演奏しました。
 
その昔、緑に囲まれた山村京都府美山町の茅葺集落へ一時移住したとき、その環境は自然の息吹につつまれ、毎日の生活の中で、聴こえてくる自然音のシンフォニーを聴いていると、他のどんな音楽も必要ないように感じてしまい、肝心のシタールの練習すら遠のいてしまったものです。仮にここで聴きたい音楽、自然の音と自分が奏でる音楽が調和するとしたら、それはどんな音楽だろうか?、と思いめぐらしていました。
そんななかである日、ふと縁側で一人タンプーラを奏でたとき、木々のざわめきや鳥の鳴き声などとの、なんとも調和した音の織り成す世界に気づき、あらためてタンプーラの存在感とその偉大さを感じたのです。
倍音を多く含む音は自然の中で聴いていると、とても調和した気持ちいい音であることを実感しました。
その頃から、自分の持っているインドの楽器を用いて、いつか漂う倍音や揺らぎの世界をレコーディングしたいと思い始めしました。

それからある日、インドのオリッサ州を一人旅した時のことです。チルカレイクという湖の湖畔に宿をとり、移動の疲れをとって、夕食もすまし夜休んでいた時に、不思議と、倍音世界が突然どこからともなくふくらんでやってきて(幻聴だったのだろうか?わからない)、とにかく美しいキラキラとした音にしばらくの間つつまれ、魅了されたのでした!?。そんな体験は二度とないですが、。

えー...「たわごと」と思ってください...。じつはオリッサ州を旅した時に、未確認飛行物体かなにか?、多分UFOが夜空に浮かび、時にはげしく動き、時に水平、時に垂直に美しく動く、奇妙な星のような光りを見て(そばに居た4、5人も同時に確認した)、
そのこともあり、さらにオリッサという地方に惹き付けられて、各地を訪れ、それを見た方向のチルカレイクへ行き、湖畔に居たのでした。

そして後にその時聴いた音と雰囲気を思いだしつつ、それに似たような音色を思いめぐらした時にうかんだのが、インドハープのスワルマンダールでした。タンプーラと同様に、インド古典音楽に用いられる「伴奏専用」の弦楽器ですが、調律をより共鳴を呼ぶ音階に設定して、音の群れを持続させる自分なりの奏法で、倍音の世界を表現してみたかったのです。もちろん体感した音のイメージとは違いますが、それに近いものを創ってみたかったのです。


2011年に録音を改めて始めたのは、震災と原発事故の後からでした。傷ついたDNAを修復してくれるなら、まさに
愛の波動528Hz(古代の調律)は、

「希望の光」
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