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ルール説明ー!

小説を書きます。読み専でもかまいません!
世に出てるプロの小説の紹介をしてもかまいません!てか、して!

あがった小説はできれば読んで、評価、感想つけてね!!

時々シャドバやりたい笑笑

みんな仲良く!

以上!

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新たに入部しました。よろしくお願いします

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短編   「水たまり」 



 六月の下旬、梅雨もとうとう本腰をいれて、雨をこの頃ずっと降らし続けている。空は、灰色の絵の具で何遍も重ね塗りしたような厚く重い雲に覆われて、太陽の光を通させまいとしている。
 私はそんな空の下で、太陽のように赤い傘を差しながらいつも学校へと登下校する。
 今日も雨は続いていて、今後しばらくは雨が続くだろうと天気予報士が言っていたなと今朝のラジオで聞いたことを思い出した。

「いってきます」

 と私以外誰もいないリビングへ向けて言い、手鏡で前髪の乱れを直して、学校指定の黒色の革靴を履き、いつもの赤い傘を持って私は出かけた。通学路にはいたるところに水たまりができていて、人々が通るごとに鏡のように反射してその人物が映る。
 昨日の疲れが取れていないのか、気怠い顔をしていた会社勤めの男性や黒のスーツをぴったりと着こなして、左胸のあたりにひまわりのバッジを付けた弁護士の女性。色鮮やかな長靴をはいて、水たまりの中へ濡れることもいとわずに、この長雨を歓迎するように飛び込む小学生達。

――いろんな人がいるな

いろんな人がいて、いろんな人生がある。いろんな裏の顔もある。
水たまりへ飛び込んだあの小学生の何人かは、昨日、親に叱られたかもしれない。凛としたあの女性弁護士は、家ではとてもだらしないかもしれない。あのやつれたサラリーマンは、とてもいい子供思いの父かもしれない……。
 点々とした水たまりに映りゆく人々に目を奪われ、そんな勝手な妄想にふけっていると白線の上にたまった水たまりに反射して、校門が映った。どうやら私は学校に着いていたようだ。

(あっ)

 その水たまりの中に今度は人の足が映った。この学校の制服だ。思わず顔をあげてみると、その「男子生徒」はこちらに笑顔を向けていた。私とは対照的な青い傘を持っている。
 そうして彼は言った。

「おはよう」

 無垢な彼のその笑顔に私の顔が赤くなっていくのを私は感じた。そして私もまた満面の笑みを顔に乗せて言う。

「おはよう」

 まだまだ止まない雨の中、彼と私は足並みをそろえて歩き出した。雨の音でお互いの声が聞こえないから、少しだけ寄り添いあって。
今日も、平和な一日が始まる。

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今のところ読み専な私ですが、面白そうなので、勝手に参加させて頂きました(´・ω・`)
どーぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m
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