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第八十一話サムネイル
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長らくお待たせいたしました。隠心記第八十一話は、明日の5月29日18時より公開されます!!

思い付きです。慣れない茶番劇ですので、砕けた感じを意識しました。元々デリヘルをテーマに書くつもりだったのは秘密です。





1週間。
あの人は帰って来ない。
今何をしているんだろう。
食事はとっているか。
ちゃんと寝れているか。
僕にはわからない。
隔てられたものは大きい。
壁を確かに感じられた。
そんな時、一体何をしてあげられる。
正しさなんて知らない。
ただ僕は待っている。
この場所でずっと。
リビングに料理を置きながら。
「海童さん、戻って来て下さいよ」

『赤い死神は動かない』

1週間前。
海童さんは僕に頼み事をしてきた。
「暫く仕事を空ける、後は頼んだぞ」
それを聞いて、僕は間の抜けた声を出してしまった。
「なにいっているんですか!」
僕は必死に止めようとしました。
「これは重要な戦いだ」
続けて、海童さんは逃げ出せないと語りました。
どうにか説得を試みましたが、無駄に終わり、海童さんは行ってしまいました。
「海童さん……」
それから1週間。
連絡は当然ありません。
仕事はみんなで分担しています。
正直に言うと大変で、中々上手くいかない事が多いです。
というか。
そろそろ僕の我慢も限界なんですけど。
「……仕方ないです」
僕は閉められた扉の前に立ち、息を吸う。
「はァっ!!」
適当な物を扉に叩きつけ、バシッという音が響く。
刹那、扉に文字が浮かび上がる。
「わざわざ高度なセキュリティを」
ため息を吐きながら文字の解読を始め、5分後には浮かんだ文字を消した。
遂に扉は開かれる。
扉を開けると暗闇が見えた。
部屋には異臭が篭もり、おまけに不気味さを煽る暗黒。
部屋の小さな光が、一層悲惨さを現していた。
まさに現代の闇と言える。
海童さんはそんな空間にいた。
拘りのヘッドホンを付け、小さな光を見つめている。
カチカチ。
カチカチ。
マウスのクリック音が鳴る。
小さな光をよく見ると、開始1分前の文字が表示されていた。
止めるなら今しかない。
解放させてあげます。
僕は海童さんの耳もとに近づき、口を大きく開けた。
「かあいどおさああああぁぁぁぁっ!!!!!」
バタン。
突然の大声で、海童さんはひっくり返った。
その時コンセントのコードが抜け、小さな光が消える。
「……あ」
生気のない顔で海童さんは呟いた。
「……決勝が」
そして無言で崩れ落ち、眠りについた。
僕は雑に海童さんをベットに運んだ後、溜まった書類をベットの隣に置いた。
後悔はない。
「終わったの?」
死角からひょっこりと青年が現れる。
「……まぁ」
適当に返事をする。
「お疲れ様、とりあえず良かったね」
「……こんなに熱中されるとは思いませんでした」
海童さんは大のFPS好きだ。
大会にも豆に出て、よく優勝しているらしい。
大体は事務所が休みの日に出ていたから、不安ながらも許可していました。
しかし今回は流石にアウトでした。
「部屋でずっとゲーム……夏休みの子供ですか」
「まぁまぁ……多分懲りるよ」
僕は甘いですと反論して言いました。
「ここまでの状態になった以上、取り上げるしかありません」
海童さんが起きる前に全部隠さないといけない。
「片付け、手伝ってくれますかね」
ため息を吐きながら、僕は尋ねました。

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第八十話サムネイル
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本日18時ぐらいに第八十話公開となります!!

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告知遅れましたが、第八十話「依存症」公開済みです。

お知らせ

一部のキャラで配布立ち絵が更新されたキャラの立ち絵を、更新されたものに差し替えます。多少違和感があると思いますがいずれ慣れるとおもいます。

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第七十九話サムネイル
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本日18時に公開します!!
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基本コメント返ししないと決めてますので第七十九話のコメントであったものについて

四神の配置がおかしいと思いますが、これは「英傑の四神衆」の管理地域を示してます。
北(玄武):東北(蝦夷地)「菊池」
東(白虎):関東(欠番)「見前(神崎)」
南(青龍):関西「八咫」
西(朱雀):九州「九州連合藤原」

となっております。動画内で説明するつもりですが尺が長くなりそうだったのでコミュニティでの情報公開としました。


本編最後のシーンは第七十六話を見返すとわかると思います。
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