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ISSで行われたChange of Commandに先立ち、筑波の「きぼう」運用管制チームでもChange of Commandが行われました。


第48次長期滞在「きぼう」リードフライトディレクターの中野優理香さんから、第49次長期滞在「きぼう」リードフライトディレクターの市村周一さんへ。
その他の各コンソールポジションも、それぞれのリードから次のリードへ。


中野さん、初めてのリードフライトディレクターの大役、本当にお疲れ様でした!
何か聞くとすぐに調べて回答してくれるそのフットワークの軽さは、とても頼もしかったです。
お互い、周りの沢山の人に支えられながらのミッションでしたね。
第48次は終わりましたが、これからもコンソールからサポートお願いしますね。

市村さん、同学年として、いつも良い刺激をもらっています。
インストラクターやJ-COM(ISSとの通信役)として長年活躍してきただけあって、NASA内での人脈には眼を見張るものがありますし、その実力も定評があります。
お互い切磋琢磨して頑張りましょう!
フィードバックもいつでも大歓迎です。


私の長期滞在も早いもので半分近くが過ぎましたが、「きぼう」運用管制チームの新しいリードメンバーたちと、後半も頑張ります。
引き続き、応援よろしくお願いしますね。


これが、「国際宇宙ステーション第48次長期滞在」コレクション最後の投稿になります。
明日からは「第49次」コレクション開始です。
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筑波宇宙センター
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9/5

第48次ISS長期滞在、最終日です。

ソユーズTMA-20M号機の離脱を明日に控え、去っていく3人は出発の準備に忙しそうです。
アレクセイはソユーズの狭い船内への荷物の搭載に奮闘していました。
ジェフは、自分の個室を長い時間かけて清掃していました。
パネルを外して裏側まで掃除機で掃除していましたが、なかなかの汚れだったようです。
私もISSを去るときは、発つ鳥後を濁さずでいかなければ・・・

私のメインタスクは宇宙服のメンテナンス作業です。
宇宙服の冷却システムに使われている水を循環させて、フィルターで不純物を取り除いたり、水をサンプリングしたりといった作業です。
他に、宇宙服からリチウム電池を外したり、二酸化炭素吸収カートリッジを取り外したりしました。
宇宙服は非常にデリケートなので、こまめなメンテナンスが欠かせません。
2回の船外活動を支援したお陰で、エアロック内や宇宙服の取り扱いはかなり手慣れてきたと思います。
今日のメンテナンスも順調に進めることが出来ました。

一方ケイトは、BEAM(ビーム)モジュールの開閉とモジュール内環境のサンプリングを行いました。
BEAMモジュールは空気の圧力でモジュールを伸張させる画期的な方式を採用した試験モジュールです。
打ち上げ時はコンパクトにたたまれた状態で打ち上げられ、ISSに接続されたあとに伸張されました。
今回の試験で実用性が示せれば、将来は色々な可能性を秘めている方式です。

どうでもいい話ですが、私はここ数日勘違いして「BEAMS(ビームス)」と呼んでいて、あとで気付いて恥ずかしい思いをしました。

BEAMとISSの間のハッチは普段は閉じられているのですが、換気システムは通じていて、空気は共通して循環していました。
今日はそのハッチを開けて、中の空気や壁面のサンプリングを行いました。
そのサンプルは明日のソユーズで地上に持ち帰られ、分析されます。

私もちゃっかり中に入りましたが、思っていたより広かったです。
私が大の字に両手足を広げても十分にスペースがあります。
試験モジュールですので中はとても簡素で、配線などもむき出しになっていたり、中で何かタスクを行えるような状態ではありません。
電気すら付いていないので、補助ライトをISSから持ち込まないと暗い状態です。
それでも、画期的なアイディアは素晴らしいと思いました。
この先が楽しみですね(・∀・)


さて、今日の最後には、「Change of Command(チェンジ・オブ・コマンド)」のセレモニーが行われました。
第48次長期滞在コマンダーのジェフから、第49次長期滞在コマンダーのアナトーリへ、指揮権が移譲される瞬間です。
20時10分から始まったセレモニーでは、ジェフが長期滞在ミッションの総括、各管制センターへの感謝を伝えました。
非常に良いスピーチでした。
ジェフの目が潤んでいるように見えたのは気のせいかな(´・ω・` )
優しくて、頼りになって、いつも落ち着いていて、私もケイトもこの2ヶ月間、ジェフに頼りっきりでした。
偉大なコマンダーです。
ジェフは、この6名のクルーのことを「国の違いを超えたチーム」と言っていましたが、その中心にいたのは彼に他なりません。

あなたは最高のコマンダーでした。

その後、ロシア区画を代表してオレグからもスピーチがあり、ジェフが指揮権の移譲を意味する鐘を鳴らし、最後は新しいコマンダーになったアナトーリが決意表明をして、セレモニーは終わりました。

いよいよ明日、3人とお別れです。
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9/4

私の「長期滞在中に見たい場所Top 10」に入っている世界の中心の上空を飛行しました。
なかなか時差や日照の条件が合わず、今朝も万全のコンディションではなかったのですが、何とか写真に収めることが出来ました。

訓練中のだいぶ前にご紹介した、「World Map」というNASAが作ったアプリで、特定の地点の近くをISSが飛行する時間や見える角度などがわかるのですが、昨日の夜調べていたところ今朝の7時13分13秒にISSの航跡から右20度のところを通ることがわかりました。

日曜でしたが目覚ましをセットして、いつもより早起きして800mmバズーカを片手に(無重力だからこそ出来る業)ロシア区画のサービスモジュールに飛んで行きました。

サービスモジュールの窓は真下を向いていて、窓が綺麗な状態なので超望遠レンズを使うにはうってつけなんですよね。
キューポラの窓は一番内側の層にScratch Pain(スクラッチ・ペイン)と呼ばれる防護用の層があって、それが結構傷付いているので望遠レンズの撮影には不向きです。

ロシアクルーは休日は寝坊派がほとんどなので、まだ誰もいないサービスモジュールで気兼ねなく撮影できます。
同じパスでバイコヌールもよく見えました。
サービスモジュールの窓からの撮影がキューポラよりも難易度が高いのは、視界の狭さです。
目標を視認してからそれが視界から消えるまで数十秒といったところです。
また視界が狭いぶん、目標を探すのが大変です。
他の手がかりとなる地形の情報が少ないからです。

案の定、オーストラリアの上空に差し掛かっても、どこがどこやら・・・
7時13分13秒になっても、全然わかりません。
とりあえず、右20度ってこの辺か、というあたりをレンズ越しにスキャンしてみたもののダメです。
あらかじめ、キューポラで見つけられるようになってから挑むべきだったか、と一瞬後悔しました。
1度場所がわかれば、次回からは格段に見つけやすくなります。
バイコヌールも最初は難しかったですが、今はすぐに見つけられます。

20秒くらい経ったでしょうか。
今回のパスは無理だ、と諦めてレンズから目を離した途端、肉眼ではっきりとそれとわかる地形を発見。
肉眼で探せるのか(゜ε゜;)
既に視界の隅に近付きつつあったのを慌てて写真に収めました。

それにしても、周囲の地形や岩場と一線を画す独特のフォルムは、何とも不思議です。
どうやって出来たんでしょうかね?

というわけで、今日はISSでどんな風に写真を撮っているかの紹介でした。
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9/2

今日は緩めのスケジュールでした。
私は細々とした水回り関係の仕事が多かったです。

ISSの水循環システムの中枢は何と言っても、「Node 3(ノード・スリー)」モジュールにある水再生装置です。
使用済みの水を飲料水に再生して再分配する装置ですが、ここでいう使用済みの水というのは、そのままでは飲用その他の用途に使えない水のことで、エアコンから回収される凝縮水と宇宙飛行士の尿がその大部分を占めます。

私たち人間を起点にして考えてみましょう。
私たちが食事や水を補給して身体に貯めこんだ水分は、汗や皮膚から蒸発するものと、尿として排出されるものに大別されます。
前者は空気中に溶け込んで、その後エアコンで空気が冷やされるときに凝縮され、凝縮水として集められます。
後者は、トイレからそのまま尿処理装置に回収され、そこで何段階かのプロセスを経た後、凝縮水と合流して水再生装置に進みます。

水再生装置の中で摩訶不思議なプロセスを経て綺麗な水になったら、その水は飲料水装置や酸素生成装置などに分配され使用されます。飲料水装置はフリーズドライの宇宙食を元に戻したり、普通に飲料水として飲むために使用され、そうして再び起点の私たちの身体に戻ってきます。

以上がざっくりとしたISS内の水のリサイクル構造になります。

ただ、このループが常にバランス良く機能しているかというと決してそんなことはなく、わかりやすく例を挙げれば、使用済みの水が一度に沢山集まってきて水再生装置で処理しきれなくなったり、その逆に再生する水がなくなってしまうようなケースも多々起こります。
そこで個別にタンクやバッグを使い、水が余っているところから水を抜いて一旦保管しておき、アンバランスが解消されたらそれをシステムに戻すといった作業が発生します。
私が今日やっていたのは主にそれらの作業で、余剰がある時に保管されていた飲料水を循環ループに戻したり、ロシア区画で回収された尿タンクを尿処理装置に接続して処理したり、といった作業です。


小難しい話になってしまいましたね(^^;)
一度はこのISS内の水循環について書かなければと思っていたので、今回の機会を使わせてもらいました。


今日の晩御飯は、昨日に引き続いてロシアクルーがディナーに招待してくれました。
話題の中心は昨日の船外活動や、来週火曜に離脱するソユーズの話でした。

そこで私が昨日やらかした以下のようなうっかり話をしました。

船外活動を終えたジェフとケイトがエアロックに戻ってきたとき、ケイトの方が少し先に戻ってきて、エアロックに入ってきました。
私はハッチについた小窓から、中の彼女の様子を写真に撮っていたのですが、なかなかこちらに気付いてくれず、目線がカメラを向いた写真を撮れなかったのです。
ジェフが戻ってきたらもうエアロック内はぎゅうぎゅう詰めになるので、とてもハッチに顔を向けるスペースもありません。
しびれを切らした私は、ハッチ越しに目と鼻の先にいるケイトに気付いてもらおうと、ハッチをコンコンとノックしたのです。

ノックしてすぐに、私は自分がとんでもないうっかりをしていることに気付きました。

エアロックの中は真空です。

音の伝わらない世界です。

私がどんなに大きな音でノックをしようが、ケイトがその音を聞くことは絶対にないのです。

そのことに気付いたとき、私は1人で笑ってしまったのでした。


と、そういう話をしたところ、ジェフとケイトからは「へえ~」という話が。
宇宙に出て作業をしているとき、自分の周り、つまり宇宙服の中、もっと言えばヘルメットの中は以外と静からしく、それがエアロックに入って中の気圧が戻るに従って、宇宙服のファンの音などが急に大きくなって気圧が1気圧に戻るころにはとてもうるさいそうです。
驚いたのは、私がハッチを開ける音さえ聞こえないくらいだそうです。
もちろん聞いたことがない皆さんには想像が出来ないと思いますが、ハッチを開けるときは結構大きなガチャっという金属音がします。
なので、そのあと私が彼らをエアロックから外に引っ張り出すときになって初めて、

「ああ、タクが中に入れてくれたんだなとわかる」

のだそうです。
その時の、無事に帰ってこられたという安心感といったらそれはもう相当なものなようです。
船外活動というのが、いかに精神的な緊張を伴うものなのか。
当事者の経験談というのは、本当に興味深いです。


はい、今日の写真は昨日ジェフが約束通りに撮ってきてくれた「きぼう」の写真です。
このアングルからの「きぼう」はめちゃくちゃ新鮮です!
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9/1

今日の船外活動は大成功でした。

ジェフもケイトも、素晴らしかったです。
コンビでの2回目の船外活動とあって、息もピッタリでした。
予定されたタスクを早めに終えて、追加のタスクも2つ完了という圧巻の内容です。

私も船内支援クルーとしてしっかりと務めを果たせたかなと思います。
ロボットアームは、先日のドラゴン宇宙船のリリース操作はあっという間に終わりましたが、沢山動かせたので満足です(^^)

もちろん人を乗せて動かすのは初めてでしたので、最初はおっかなびっくりでした。
まずジェフがアームの先端に足場を設置してから乗り移るのですが、その間、ブレーキをかけているにも関わらずアームが揺れるの何の。
こんなに揺れて大丈夫なのかと心配になりましたが、むしろそうやって揺れることで衝撃を緩和しているのかもしれませんね。
耐震構造みたいな??

動かし始めと止まるときは、特に注意して慎重に操作したつもりですが、モニター越しにジェフの体が反動で揺れているのを見て、ちょっと操作が急だったかと反省することもしきりでした。
このあたりの感覚はシミュレーターではどうしても体感できないので、貴重な経験だったと思います。
でも今日の操作を通じて、改めて訓練の大切さを感じました。
シミュレーターでの自習で色々なカメラアングルを試して、自分なりに工夫してカメラのセッティングを決めていきましたが、そのシミュレーターで見ていた通りの光景が実際のモニターに映し出されているのを見て、落ち着いて臨むことが出来たように思います。

ISSの下側についているカメラのアップグレードを終えたあと、今度は上側についているカメラまでジェフを運んだのですが、そういう大きな動きは大抵アームを自動操縦に任せます。
お陰で、私はその間障害物とのクリアランス(間隔)やカメラでの追尾に集中出来ます。
一旦大きく上に回してからカメラに近づけたのですが、アームの上から地球をバックにISSを見下ろした光景は、大ベテランのジェフをも興奮させていました。
さぞかし絶景だったに違いありません。
あとでケイトが言っていてなるほどと思いましたが、あの瞬間、間違いなく全人類で最も高いところにいた人間は彼でしょう。
アームに乗って移動している間は、クルーはすることがないので、写真マニアのジェフは写真撮りまくってましたね(笑)
「きぼう」の写真も最低1枚は撮ってきてとお願いしてあったのですが、結構沢山撮ってくれたみたいで、データを見せてもらうのが楽しみです!

第48次長期滞在も残すところあと4日間ですが、その最後を飾るに相応しい大仕事をチーム全員で成し遂げることが出来ました。
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Photos from ISS
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8/31

明日は長い1日になるので、今日は半休扱いです。
とは言っても、3人ともそれぞれ空き時間を使って明日に向けた準備に余念がなかったです。

3人で明日の流れを再確認しました。
朝の宇宙服の装着の要領、船外活動のタスク、ロボットアーム使用中のジェフと私の通信要領など。
他にも、いくつかの不測の事態についても対応の仕方を確認しあいました。
例えば、ジェフがロボットアームに乗っている間に、ジェフもしくはケイトのどちらかが何らかの原因でタスク続行不可能な状態になった場合の、救助方法。
この場合、まずはロボットアームからなるべく早くジェフを降ろす必要があります。
その場所、そこへの持っていき方、そのあとの考えられるシナリオについて話し合いました。

ロボットアームのシミュレーターで、もう1度手順をおさらいしました。
前回気付いた点をメモしながら進め、どのタイミングでどのカメラを使うかなどを再確認しました。
私が操作にもたついたら、それだけ船外活動の時間を奪ってしまうので、いかにクルーを待たせずに、かつ安全に操作するかがポイントです。
手順書のアームの動きは地上で十分に分析され尽くしているので、ただひたすら手順書に沿って手順を進めていっても恐らく大丈夫なのですが、やはり自分の目で、安全を確認しながら進めたいので、そのあたりのバランスが難しいところでもあり、腕の見せ所でもあると思います。

明日の船外活動、応援よろしくお願いいたします(^^)
短いですが、今日のところはこのへんで。
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Inside the ISS
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8/30

帰還が間近に迫っている3人は、医学データの取得に忙しそうです。
今朝はロシアクルー3人がかりで、アレクセイとオレグの採血をロシア区画で格闘していました。

ジェフの超音波検査は私がサポート役で付いて、装置の操作を行いました。
ISSから超音波画像が地上にダウンリンクされて、それを見た専門家が「いまだ!画像をセーブして!」と言ってくるまで3秒程度のタイムラグがあるのですが、同様の検査を何回か繰り返しているうちに、地上の専門家の方が求めている画像が何となくわかってきて、今では指示が来る前にセーブボタンを押せることもあります。
慣れってすごい・・・(^^;)

そのあとは日本の子供たちとの交信イベント。
集まって下さった皆さん、企画の実現に向けて奔走して下さった方々、本当にありがとうございました。
こういったイベントをきっかけに、皆さんが宇宙や科学全般に興味を持って頂けると、本当に嬉しいです。

今日の変わったタスクとしては、ソユーズの座席のフィットチェックがありました。
フィットチェックというか、これはもっとシンプルに、宇宙に来てどれくらい座高が伸びているかを座席に座った状態で確認する作業です。
そもそも身長ですが、そのうち白黒つけなければと思っているのですが、どうやら3cmくらい伸びて夢の180cm台に到達しているようです。
同じことを考えている人が多いらしく、先日ダイニングテーブルがあるNode1(ノード・ワン)というモジュールの壁に、メジャーが貼り付けてあるのを発見しました。
今度それでちゃんと測ってみます。
今日のチェックでは、座席に座ってシートベルトをきっちりと締めた状態で、頭のてっぺんと座席のライナーまで何センチくらいの隙間があるかを測りました。
久しぶりに「座って」みたソユーズは、「よくこんな狭いとこに3人で乗ってたな」と思わざるを得ません。
座席につくと、最初の2日間のフライトで感じた、例の天井に張り付いてる感じがまたしました。
今では、それが作用反作用の法則からくる錯覚だとわかります。
座席に背中をつけると、それと同じ力で座席から押されるので、それが座席から前に押し出されるような感覚になって、前に落下するような気がするのでしょう。
あの時は、そんなこと全くわかりませんでしたね。

午後は、明後日のロボットアーム操作のシミュレーター訓練がありました。
当日の手順書に沿って、一通りの操作をやってみました。
障害物との安全距離を確保するのが重要ですが、今回は「きぼう」の船外カメラからの映像をリアルタイムで使えるのでかなり助かります。
ISSの中心構造から少し離れた位置にある「きぼう」のカメラは、全体を俯瞰するにはうってつけだからです。
アームの全体像をそれで把握しつつ、他のカメラでピンポイントをチェックするということが可能です。

写真はその訓練中にケイトが撮ってくれました。
おでこに何か付いていますが、体温を計るセンサーです。
胸にもつけていますが、おでこと胸で2-3度体温って違うんですね(おでこのほうが高いです)。
36時間つける研究です。
あ、もちろん交信イベント中は外しましたけど。
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Inside the ISS
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8/29

新しい1週間が始まりました。

今日はJAXAのMulti-Omics研究(マルチ・オミクス)のサンプル採取の1つとして、便の採取がありました。
このマルチ・オミクスですが、研究名を聞いただけでは「???」という方がほとんどだと思います。
ちなみに、その日本語名は、

「宇宙環境における健康管理に向けた免疫・腸内環境の統合評価」

です。
・・・・長い(゜ε゜;)

他にも唾液を採取し、腸内環境や免疫系の変動を調べる研究です。
今回が2回目のサンプル取りですが、このあと約2週間ほどしたらフラクトオリゴ糖の摂取を開始します。
摂取は28日間に及びますが、その間2度のサンプル取りがあります。
このフラクトオリゴ糖は腸内細菌を活性化させる働きがあり、その摂取が免疫機能の変動に与える効能を調べようというわけです。
ちなみに、今朝の便の採取中にトイレがまた止まりました・・・orz

ドラゴン宇宙船が多くの実験・研究の成果を積んで無事に帰還し、ISSでは次の実験に向けた準備が始まっています。
私も「きぼう」のコンフィギュレーションの変更を3時間ほどかけて行いました。
来週で第48次長期滞在も終わり、第49次が始まりますが、燃料の燃焼実験が始まったり、静電浮遊炉の初期検証作業が予定されています。

ジェフ、アレクセイ、オレグの乗るソユーズは来週火曜夜にISSを離脱するので、それに向けた貨物の梱包作業も行いました。
と言っても、ソユーズは帰還するのはカプセル部分だけですので、貨物の量もドラゴンとは比較になりません。
私1人の作業で、4分の3くらいの作業がもう終わりました。
その一環で、アメリカのモジュールとロシアのモジュールの空気をそれぞれサンプリングしました。
空気が収められた缶は、そのままソユーズに搭載されて、地上に帰還後分析されます。
このように、ISS内の環境は定期的にサンプリングされて分析されています。
他にも、微生物の生息状況や水質チェックなども行われ、そのサンプルが同様にソユーズに搭載されます。
今のメンバーで一緒に仕事をするのも、あと1週間なんですねえ・・・(´・ω・`)ショボーン
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8/28

今週のメインイベントは何と言っても木曜日の船外活動です。
前回同様、ジェフがEV1、ケイトがEV2、私が船内支援を務めます。

今回の船外活動の目的は、メインがラジエーターパネルの収納、サブが船外カメラのアップグレードです。
船外カメラは複数あるのですが、そのうちの1つか2つをHDカメラにアップグレードしようという計画です。
このカメラのタスクでは、私がロボットアームを操作して、ジェフをアームの先に乗せてサポートすることになっています。

今日は3人ともそれぞれの担当するパートの手順の確認を行いました。
私は、DOUG(ダグ)と呼ばれるISSのヴァーチャルリアリティーアプリで、アームやクルーの動きを確認しました。
先日のドラゴン宇宙船のリリースでは、アームを真っ直ぐ引くだけでしたが、今回はより長時間のタスクになるので楽しみです。

他には、例の「KTO(ケーテーオー)」の組み立ても行いました。
蓋とタンクを6本のボルトで締めるのですが、中身が漏れることのないように、やみくもに締め上げるのではなく、1本締めたら180度反対側のボルトをその次に締め、というのを繰り返します。
締める強さにも規定の強さがあり、トルクレンチというセットした強さに達するとわかるようになっている特殊なレンチで締めていきます。
ここ数日の内に、次のKTO交換のタイミングがくることでしょう。


さて、今週末の写真コーナーは以下のメニューです。

KTO組み立て
魚眼レンズで撮ったキューポラ
ソユーズの外観に異常がないかをチェックしているロボットアーム
アメリカのコンピューターのドットのような田園風景
グランドキャニオン
4つの都市(ロスアンゼルス、プラハ、パリ、ベネチア)
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8/27

日没前は、時に光と影が味のある景色を見せてくれることがあります。

というわけで、今日はこの3枚をどうぞ。


他に書くことがあって書いてませんでしたが、今週の火曜に2回目の体重測定がありました。
体重の減少が、止められません(; ・`ω・´)
前回からさらに2.5kgほど減っていました。
打ち上げ前と比べると5kg近く減っていることになります。

食欲はもうすっかり戻っていて、食べてもいるのですが・・・
以前にも書いたと思いますが、宇宙では満腹感に達するのが速い気がします。
多分胃の中で食べ物が浮いてるからじゃないかなと思うのですが、途中で胃の上の方まで食べ物が入ってる感覚になっちゃうんですよね。
それにしても、そこそこ量は食べていると思うのですが。

特に最近は、栄養管理アプリが導入されて、1日にどれくらいのカロリーや炭水化物、タンパク質を摂取したかがわかるようになったので、無理して多めに食べてもいます。
というのも、1日の目標摂取カロリーが2900カロリーになっているところ、私が食べたものを入力していくとどうしても2000くらいにしかならないのです。
自分の好きなメニューがどちらかというと低カロリーなものが多いようです。
中でも個人食として持ち込んでいる宇宙日本食は他と比べて低カロリーなものが多いです。
そのくせ、アーモンドの小さなパックを一袋食べると、それで300カロリーくらいゲットできるので、最近は1日一袋食べるようにしています。
主菜よりもカロリー高くて塩分ゼロって、アーモンドやるなあ。

地上にいた頃は、お腹が少し出てきて「これが中年太りというものか・・・」と焦っていたのですが、まさか体重が減るのを心配しなければならないとは、です。
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