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Hirano Yoshimasa
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国芳一門浮世絵草紙
■   河治和香 『国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ』 小学館文庫   2007 年初版( 2012 年 2 刷)     7 月 18 日、幕末から明治に活躍した絵師・河鍋暁斎の〈これぞ暁斎!〉展(美術館「えき」 KYOTO )を見て、梅田で用事。その前に堂島の古書店〈本は人生のおやつです!!〉に寄る。店主大推薦時代小説シリーズ平積み中。版元に直接注文して展開、特製オリジナル帯まで制作。  歌川国芳の娘・登鯉(とり)の恋と成長を中心に、幕末に向かう緊迫した時代の自由人の物語。 登鯉は 15 歳になったばかり、...

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書店員X
■   長江貴士 『書店員X 「常識」に殺されない生き方』  中公新書ラクレ   840 円+税  盛岡市さわや書店フェザン店の書店員長江が、ある文庫本をオリジナルの手書きカバーで覆い、書名・著者名を隠して販売した。カバーには、この本を読んでほしいという思いを込めてメッセージを書いた。私はテレビでこの企画を知って、〈さわや〉やからできるんや、と思っていた。地域と強い繋がりをつくり、独自のロングセラーを開拓している本屋さんだ。しかし、私の認識不足だった。 まず、長江がこの文庫に出会い、読んで衝撃を受けた。 《ペ...

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書店ガール6
■   碧野圭 『書店ガール 6  遅れて来た客』  PHP 文芸文庫   660 円+税  解説は古本ライター・書評家の岡崎武志。小説にも重要人物として登場する。      舞台と主人公は前巻と同じ。茨城県取手市の駅構内にあるチェーン書店支店と店長宮崎彩加(あやか)。会社の体制が変わり、彩加の店は 4 ヵ月後閉店と告知されるが、まだ仲間に公表できない。入荷数を減らし、返品し、陳列を変える。アルバイトの補充もできない。ワンオペというひとり勤務体制時間も長い。彩加は苦悩。彼女を救うのは、友人に誘われたブックイベ...

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古本こぼれ話
■  高橋輝次 『古本こぼれ話〈巻外追記集〉』 編集 清水裕也  発行所 書肆 艀  頒価 600 円 高橋は著書・編集書多数あるが、本書には『ぼくの創元社覚え書』(龜鳴屋、 2013 年)と『編集者の生きた空間 東京・神戸の文芸史探検』(論創社、 2017 年)発行後に判明したこと、それにトンカ書店イベント(愛書家のコレクション展、詩人の蔵書販売)推薦文収録。   目次 蒐書家のタイプの話  わたし流詩集の選び方  京都で「書物禮讃」の発行元を知る  山田稔氏からご教示を受けたこと  兵庫文芸史探検抄  印...

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チャップリン暗殺指令
■   土橋章宏 『チャップリン暗殺指令』 文藝春秋   1400 円+税  関東大震災から 9 年、世界大恐慌による不況に加え、凶作で農村は疲弊。欠食児童があふれ、女子は身売り。政治家の汚職、疑獄事件で、政府要人と財閥が政治結社に狙われる。海軍将校たちは米英主導の軍縮条約にも我慢がならない。 「日露戦争にも世界大戦争(第一次世界大戦)にも勝利したというのに、この困窮はなんだ!」 ちょうど来日する人気俳優チャーリー・チャップリンの歓迎会に合わせ〈革命〉を計画する。 「誅殺する。奴は退廃した米国文化の化身だ」 ...

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町を歩いて本のなかへ
■   南陀楼綾繁 『町を歩いて本のなかへ』 原書房   2400 円+税 著者は 1967 年島根県出雲市生まれ、ライター、編集者、「一箱古本市」発案者。イラスト・山川直人。 全国を歩いて出会った人たちに話し相手になってもらっている丸顔坊主頭メガネでっぷり体型鶴瓶師匠より小柄の出版人はやっぱり全国を回っているけれどそれは各地のブックイベントや出版・本屋を応援するため。   《はじめての町の安宿で寝ていると、突然、いま自分がここにいることを不思議に感じることがあります。不安もありますが、それと同じくらい、これ...

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斎藤昌三書痴の肖像
■   川村伸秀 『斎藤昌三 書痴の肖像』 晶文社  5500 円+税 明治から大正・昭和まで活躍した出版人・斎藤昌三( 1887 ~ 1961 )を中心に〈書痴〉〈畸人〉、小島烏水、三田村鳶魚、吉野作造、宮武外骨、辻潤、柳田國男、坪内逍遥、斎藤茂吉 …… 多数登場。カラー写真、索引含め 500 ページ超の大作。カバー表裏と本体。本体の絵は明治大正の限定本人気ランキング「手拭」。〈少雨荘〉は斎藤の俳号。       斎藤は神奈川県生まれ、郷土・民俗学・性文化・書物・蔵書票研究、俳句、編集など多彩な活動。 31...

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大楠公 楠木正成
■   大佛次郎 『大楠公 楠木正成』 徳間文庫   1990 年 10 月刊 戦前、新聞雑誌に連載した楠木正成シリーズ。 「大楠公」  1935 年「朝日新聞」連載(正成戦死 600 年記念)。 「みくまり物語」  43 年「毎日新聞」連載。 「楠の葉蔭」  43 年「週刊朝日」連載。   当然時勢には気を遣っている。でもね、決まり文句の戦意高揚熟語はない。足利方を悪者にしていないし、正成を悲劇のヒーローに仕立てていない。  大佛の〈正成〉評は「正直で、きれい」。  尊氏は正成の首を検分した後、「故郷へとど...

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淀川長治自伝
■   『淀川長治自伝 上・下』 中公文庫   1988 年 9 月再版( 8 月初版) 82 年から 3 年間「キネマ旬報」に連載、 85 年中央公論社から単行本。 ずっと近所の神戸市立中央図書館・郷土資料コーナー(館内閲覧のみ)でお世話になっている。古本屋さん〈 1003 〉で見つけて購入。      自伝執筆時、淀川は 73 歳から 75 歳。幼少時の活動写真時代から観てきた映画の思い出に自らの歩みを重ねる。個々の映画について、俳優や監督について、出会った人たちについて、育った神戸のまちの様子について、...

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まど・みちお詩集
■  『まど・みちお詩集』 谷川俊太郎編 岩波文庫   740 円+税  まど・みちお(本名・石田道雄)は 2014 年 2 月、 104 歳で亡くなった。生い立ちや詩について語ったエッセイも収録。 まどの年譜を見る。 1951 年、教育家に童謡を依頼され、「ぞうさん」他を書いた。翌年、先輩詩人・佐藤義美が NHK ラジオ「うたのおばさん」に持ち込み、團伊玖磨が作曲。このとき、佐藤が原詩「おはながながいね」を「おはながながいのね」と改稿した。     カバー写真は「やぎさんゆうびん」草稿の一部。 2 番、手紙...
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