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Jun Naito
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このタイトルだけに色物系かと思われるかもしれないが、奥深いメッセージが込められた、笑いあり涙ありの痛快エッセイである。
「不通」という私事を通して、「普通」という公を鮮やかに斬ってみせる。20年に及ぶ身の回りの出来事を、大きな物語へと昇華させた手腕は見事だ。本書を読み終えた後は、きっとあなたの心の中に眠っていた「ほっといてくれ感」が、溢れ出して止まらぬことだろう。
http://honz.jp/articles/-/43710

2017年最初の一冊は、『人質の経済学』。本書は、そのデリケートさゆえにあまり報じられることのない誘拐ビジネスや人質交渉の舞台裏を起点に、グローバル化した世界経済の闇の部分を描き出した一冊だ。著者はテロ・ファイナンスを専門とする女性エコノミスト。犯罪ネットワークの全貌や歴史的な背景を知ることで、センセーショナルさだけに目を奪われていては決して見えてこない問題の本質が見えてくる。本年もどうぞよろしくお願いします。
http://honz.jp/articles/-/43674

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1年半ぶりとなる佐々木俊尚さんの新刊、テーマは「暮らし」について。いつの頃からか「普通に美味しいよ」とか「普通にオシャレだよ」などと、「普通」という枕詞の中に持ち上げ要素が入るケースも増えてきた。この「普通」の意味をさらに深く掘り下げ、暮らしの中に新しいスタンダードが登場しつつあることを全編を通して明らかにしている。
http://honz.jp/articles/-/43581



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洞窟に入って壁画を見れば、誰だって巨大な牛やウマの絵に目が向くことだろう。しかし、本書の著者ジェネビーブ・ボン・ペッツィンガーの着眼はひと味違った。岩絵の脇に描かれた小さな幾何学記号の模様、そこへ注目したのだ。多くの人にとって見落とされがちな幾何学記号の集積が、やがて壮大なミステリーのように雄弁に語りかけてくることになるから、コミュニケーションとは奥が深い。
http://honz.jp/articles/-/43514

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古臭く、悪趣味なようにも思える彼の戦略の革新性とは、「誰にもマネの出来ない」という点に尽きるだろう。人格と戦略が完全に一体化しているために、模倣もアウトソースも難しい。単なる炎上マーケティングとも一味違う。ブレまくるということで常に一貫性をもち、予測不可なことだけが確実に予測でき、ネガティブな反応もなぜかパワーの源に変わってしまう。こんな敵役が、かつて存在しただろうか。
http://honz.jp/articles/-/43427

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 大学に関するノンフィクションは数あれど、藝大がテーマというのも珍しいなと思い読み始めたのだが、中に登場する人物たちは、もっと珍しかった。まさに珍獣、猛獣のオンパレードである。
 本書を読んでも、決して藝大に入れるようにはならないだろうし、こういう風に自分がなりたいとも思わないだろう。ましてやクリエイティブに仕事をするためのヒントも、一切得られない。全く役に立たない。本当に役に立たない。これっぽっちも役に立たない。つまり、目的を持って読んではいけないタイプの典型的な本だ。
http://honz.jp/articles/-/43333

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タイトルだけを見れば、自分には理解できない種類の人たちが、目を覆いたくなるような行為ばかり繰り広げる内容と思われるかもしれない。だがその予想は、大きく裏切られることになるだろう。最初はよくある感情の行き違い程度なのだが、それが引き寄せられるようにいくつも重なり合い、気付けば取り返しのつかないことになっているーーそんな印象だ。
http://honz.jp/articles/-/43235

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ケヴィン・ケリーの最新刊『『<インターネット>の次に来るもの』は、未来を決める12の法則についてまとめた一冊である。未来へ向かう世界の中で、あらゆる概念が動詞化していく。そしてその中で、テクノロジーと人間の共進化という構図が浮かびあがってくるのだ。
http://honz.jp/articles/-/43143

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本書は後に黒覆面の処刑人として世界を震撼させることになる、「ジハーディ・ジョン」ことモハメド・エムワジの評伝であり、そして彼と唯一接触したジャーナリストとしての著者自身の物語でもある。一人の男の半生を通して見えてくるのは、一つのテロがまた次のテロを生み出すまでの典型的な構図である。テロリスト誕生までの節目となるプロセスがまるで双六のように描かれ、サイコロを振る度にエムワジは先鋭化していく。
http://honz.jp/articles/-/43061

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「敵は我にあり」とは、昔からよく言われる言葉である。しかしそれは自分自身の心の弱さだったり、身内に裏切り者がいるということではなく、組織全体には陥りがちな盲点があり、この点に着目していることがレッドチーム思考のポイントだ。つまり、「自分の技を自分自身にかけることはできない」という割り切りこそがユニークネスであり、自社に閉じこもりがちな組織論に外部との協働という新たな視点をもたらしている。
http://honz.jp/articles/-/43001
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