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小野不一
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人間を帰属によって規定する社会/『カルトの島』目黒条
・ 『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』佐藤典雅  ・人間を帰属によって規定する社会  こわーい! という声が上がった。  彼女たちは宗教団体に入る話をしているのだった。  来年までに「日本」という国はなくなってしまい、全員が宗教団体に入らなければならなくなる。各「団体」が自治権を持つ団体連合社会に、1年かけて移行していくそうだ。  なぜそんなことになったかというと、子供の数が極端に減ってしまい、人工生殖に頼らなければ日本が滅亡する、という危機が近づいてきたからだ。けれども人...

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ヤマギシ会というフィクション/『カルト村で生まれました。』高田かや
・ 『ドアの向こうのカルト 九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録』佐藤典雅  ・ヤマギシ会というフィクション  村では大人と子供の生活空間がはっきり分かれています  そして基本、親子は別々の村に住んでいます  別の村で暮らしている親のもとへ年に数回だけ泊まりに行くことができる 【『カルト村で生まれました。』高田かや(文藝春秋、2016年)】  文藝春秋社『CREA WEB』の「 コミックエッセイルーム 」に投稿したのがデビューのきっかけとなった。  著者はヤマギシ会( 幸福会ヤマギシ会 )のコミューン...

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信じることと騙されること/『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』内山節
・ 『巷の神々』(『石原愼太郎の思想と行為 5 新宗教の黎明』)石原慎太郎 ・ 『対話 人間の原点』小谷喜美、石原慎太郎  ・信じることと騙されること ・ 『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ ・ 『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ  山村に滞在していると、かつてはキツネにだまされたという話をよく聞いた。それはあまりにもたくさんあって、ありふれた話といってよいほどであった。キツネだけではない。タヌキにも、ムジナにも、イタチにさえ人間たちはだまされて...

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回内運動のコツ/『基礎からのバドミントン』中田稔監修
 どうやって腕をムチのようにしならせることができるのか。そのカギを握るのが「腕のひねり運動」だ。その中でもっとも重要なのが「前腕のひねり運動」。ラケットをもった手首を上下に振るのではなく、手首を曲げて(リストスタンドという)左右に動かすことで前腕をひねるのだ。これを回内(かいない/内側にひねる)、回外(かいがい/外側にひねる)といい、これができるかどうかに初心者と経験者の違いが大きく現れる。 【『基礎からのバドミントン』中田稔〈なかだ・みのる〉監修(ナツメ社、2002年)以下同】  15年振りにバドミントンを...

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悟り四部作/『人類の知的遺産 53 ラーマクリシュナ』奈良康明
・ 『ローリング・サンダー メディスン・パワーの探究』ダグ・ボイド  ・悟り四部作 ・『 インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯 』田中嫺玉 ・『 あるヨギの自叙伝 』パラマハンサ・ヨガナンダ ・ 『クリシュナムルティの神秘体験』J・クリシュナムルティ ・ 悟りとは  しかるにラーマクリシュナの(※ エクスタシー )体験は、1回2回というものではない。しばしば脱我の域に没入し、そのまま数時間、ときには旬日にわたることもあった。医者の診断によると、脈拍も心臓の鼓動も感ぜられなかったという。その状態を無分別三昧とい...

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高砂族にはフィクションという概念がなかった/『台湾高砂族の音楽』黒沢隆朝
・ 『セデック・バレ』魏徳聖(ウェイ・ダーション)監督 ・ Difang(ディファン/郭英男)の衝撃  ・高砂族にはフィクションという概念がなかった ・ 『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ ・ 『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ  一行は途中アブダン駐在所に休憩し、約14キロの山道を、時には鉄線橋とよばれる長い吊橋を渡って、目的地カビヤン社に着いたのは5時5分。  この途中驚くべき事件に逢った。私を乗せた椅子駕籠が先頭にたっていたが、先棒の青年が急に立ち...

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「感謝の心、忘れずに」=手記で彩花さん母-神戸連続児童殺傷事件
・ 『淳』土師守 ・ 『彩花へ 「生きる力」をありがとう』山下京子 ・ 『彩花へ、ふたたび あなたがいてくれるから』山下京子 ・ 加害男性、山下さんへ5通目の手紙 神戸連続児童殺傷事件 ・ 神戸・小学生連続殺傷事件:彩花さんの母・山下京子さん手記全文「どんな困難に遭っても、心の財だけは絶対に壊されない」 ・ 元少年A(酒鬼薔薇聖斗)著『絶歌』を巡って  ・「感謝の心、忘れずに」=手記で彩花さん母-神戸連続児童殺傷事件  山下彩花さんの命日を前に、母京子さんは時事通信社に手記を寄せた。全文は以下の通り。(表記は...

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狙われた弱者/『淳』土師守
 ・狙われた弱者 ・ 『彩花へ 「生きる力」をありがとう』山下京子 ・ 『彩花へ、ふたたび あなたがいてくれるから』山下京子 ・ 加害男性、山下さんへ5通目の手紙 神戸連続児童殺傷事件 ・ 神戸・小学生連続殺傷事件:彩花さんの母・山下京子さん手記全文「どんな困難に遭っても、心の財だけは絶対に壊されない」 ・ 元少年A(酒鬼薔薇聖斗)著『絶歌』を巡って ・ 『心にナイフをしのばせて』奥野修司 ・ 大阪産業大学付属高校同級生殺害事件  わが家にとっていつもと変わらぬ土曜日の午後でした。 「おじいちゃんのとこ、いっ...

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スマックボールの壁打ちに関する覚え書き
 ・ バドミントン~自宅で壁打ちをする方法(スマックボール)  ・スマックボールの壁打ちに関する覚え書き  先日、初めて橋脚で壁打ちを行った。実際にシャトルを打ってみるとやはり勝手が違う。不規則なバウンドが多く、1時間ほど頑張ったのだが50回続けるのがやっとだった。スマックボールの欠点は何と言ってもインパクトの弱さにある。そしてガットが少しずつスマックボールを削ってゆく。意外と無視できないほどのゴミが生じる。  あれこれと思案した結果、妙案が浮かんだ。素振り用のラケットカバーを着用するのだ。風の抵抗でインパク...

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認知革命~虚構を語り信じる能力/『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
・ 物語の本質~青木勇気『「物語」とは何であるか』への応答 ・ 『ものぐさ精神分析』岸田秀 ・ 『続 ものぐさ精神分析』岸田秀 ・ 『神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡』ジュリアン・ジェインズ ・ 『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ  ・ 目次  ・ マクロ歴史学  ・認知革命~虚構を語り信じる能力 ・ 『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』レイ・カーツワイル ・ 世界史の教科書 ・ 必読書  今からおよそ135億年前、いわゆる「ビッグバン」によ...
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