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Satoshi YOSHIDA
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適者生存。天変地異
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『足利氏満とその時代』(関東足利氏の歴史)
今回取り上げるのは関東公方の歴史をまとめた「関東足利氏の歴史」シリーズの第2巻『 足利氏満とその時代 』です。先代の 足利基氏 の時代を起承転結の「起」とするならば、この氏満の時代は起承転結の「承」の時代です。彼の時代に鎌倉府の基本構造が確立され、以後安定して継承されていくようになります。 足利義満と氏満 足利氏満は、その名前に「満」があるとおり、従兄弟で室町幕府3代将軍の足利義満と同時代の人です。生まれは延文4年(1359年)で、前年に生誕した義満とは1歳しか変わりません。二人の父である義詮・基氏は共に貞治...
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『足利基氏とその時代』(関東足利氏の歴史)
今回取り上げるのは関東公方の歴史をまとめた「関東足利氏の歴史」シリーズの第1巻『 足利基氏とその時代 』です。室町時代の関東地方を知る上で欠かせない鎌倉府・鎌倉公方ですが、その存在の重要性に比べて世間での知名度は低いものとなっています。特に本書で取り上げている足利基氏は魑魅魍魎うずまく南北朝時代にあって珍しい正義感に溢れた立派な人物なのですが、イマイチといか全く知られていないので、是非とも本書を通じて彼の人となりを知ってもらいたいです。 鎌倉府について このシリーズを読むにあたっての前提知識として「鎌倉府」の...
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仮想通貨が「通貨」として普及しえない、たった1つの理由
昨今、仮想通貨が話題になっています。僕は、この仮想通貨は残念ながら通貨として普及することは無いであろうと考えています。ここでは、普及しない唯一かつ絶対的な理由について、『 通貨の日本史 』の内容をベースに説明していこうと思います。 仮想通貨の最大の特徴は、「特定の国家による価値の保証を持たない」ということです。通常、日本銀行券のような通貨は国家が、その価値を保証しています。では、国家が通貨の価値を保証するようになったのは、果たしていつ頃からだったのでしょうか?実は、つい最近のことなのです。 1971年にニクソ...
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授戒会に参加してきました
先週、京都は嵯峨にある清涼寺で行われた「授戒会」というものに参加してきました。日本国民の多くは仏教徒であると言われているにも関わらず、日常の生活の中で仏教と触れ合う機会はそんなに多くありません。そこで、授戒会において「仏教とは何か?」の初歩の初歩を学んできました。 授戒会の内容は非常に面白いものであり、ぜひ多くの皆さんに自分と仏教との関係を考える機会を持ってもらいたいと思い、自分の経験をブログにまとめることしました。 始めに 始めに僕と仏教と関係について説明しておきます。僕は専攻が史学科であり、今も働きながら...
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貧困について考えてみた
いつも愛用しているNewsPicksで昨今、貧困について議論するのが流行っているようですので、流行にのって貧困について考えて見ました。 はじめに まず、ここで言及するのは日本の貧困問題だけとします。世界中を見渡せば日本よりもサブサハラや南アジアのほうが深刻な貧困問題が見られますが、残念ながら僕にはアフリカの貧困について実感がわかないため、きちんとした見解が示せないためです。 まず、日本における「貧困」の定義と状況を確認していきます。厚生労働省が 国民生活基礎調査 において、日本の貧困率について公表していますの...
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日本の決済の歴史を振り返る ~古代編
いつも愛用しているNewsPicksで「フィンテックの真贋」という楽しみな連載が始まりました。しかし、残念ながら初回の日本の決済の歴史のまとめは、かなりの説明不足があり、多くの人に誤解を与えかねないと感じています。そこで、自分へ整理も含めて改めて日本の決済の歴史を何回かに分けて振り返ってみたいと思います。まずは皇朝十二銭に代表される古代の話です。 開元通宝と硬貨 Wilipediaより引用 日本の通貨の歴史を振り返る上で欠かせないのが唐代の中国で鋳造された「開元通宝(開通元宝とも)」です。621年に鋳造が開始...
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サラリーマンのための歴史 『ゴッド・ハンド』事件とはなんだったのか
2000年11月に毎日新聞が「旧石器捏造事件」をスクープしました。当時、僕は大学4年生で卒論提出の一ヶ月前でした。僕の研究テーマは縄文時代だったので影響は受けませんでしたが、旧石器時代の研究をしていた同期の中には論文の根拠が瓦解した人もおり、大変なインパクトがありました。 この事件は、それまで旧石器時代の遺跡発掘で多くの新発見をし、その功績は『ゴッド・ハンド』と称されていた東北旧石器文化研究所の藤村新一氏の実績のほぼ全てが捏造であったことが判明したものでした。今回は、その事件をビジネスシーンに当てはめて説明し...
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2015年面白かった本
2016年の年も明けてしまいましたが、昨年読んだ本の中で特に面白かった書籍たちを一行コメントつきで紹介していきます。それぞれ、画像がリンクになっていますので興味があればポチってみてください。 1位 『アジアのなかの戦国大名』 鹿毛敏夫 (吉川弘文館) 2015年のベストバイの書籍はこちらです。大友宗麟を中心とした九州・西国の大名たちの活躍をアジアの経済史の中から描いた作品です。日本では戦国時代ですが、世界史的には「大航海時代」のこの時代、九州の大名たちも国内の天下統一だとか領土拡大などよりも国際貿易による利益...
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サラリーマンのための歴史 外様と維新
前回の記事が比較的好評だったので、今回はファンも多い幕末の流れを中心に『外様大名』とは何かについてビジネス用語を使って説明したいと思います。前回もそうでしたが、あくまで歴史の流れを知ってもらうために、現代のビジネスに置き換えた表現をしていますので、細部については必ずしも正確ではない点をご了承ください。 さて、時は江戸時代。徳川商事の社長である徳川家定さんは親会社である日本ホールディングスの代表取締役も兼任し、グループ全体の経営を見ていました。この日本ホールディングスですが、HD本体にも従業員が居なくもないので...
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サラリーマンのための歴史 頼朝と義経
前々から、日本のビジネスマンは歴史小説や時代劇の影響が強すぎて、歴史について極めてバイアスのかかったイメージを持っていたり根拠のない俗説を信じていたりということを危惧していて、ビジネスマン向けに歴史をビジネスの用語・概念を用いて説明してみたいと考えていました。 ちょっと時間が出来たので、まずは頼朝と義経の関係から鎌倉幕府の性質を説明したいと思います。 まず、皆さんご存知と思いますが、 源頼朝 といえば鎌倉幕府の創設者であり、その弟の 源義経 は戦争の天才と呼ばれる武将でした。義経は頼朝の命によって壇ノ浦で平家...
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