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藤井伸之助
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島田荘司『ゴーグル男の怪』に原子力政策の落とし穴を見る
島田荘司先生の新刊はハードカバーで買うことにしてるんだが、なぜか『ゴーグル男の怪』だけは、刊行に気付かず、書店で見つけた時は、たまたまカバーに傷がついていて買いそびれてしまった。 表紙のイラストにもちょっと食指が動かず、これは文庫化を待つかな、と思っていた。 ゴーグル男の怪 posted with amazlet at 18.03.07 島田 荘司 新潮社 売り上げランキング: 181,376 Amazon.co.jpで詳細を見る 文庫版が出たので買いましたよ。 表紙、よくなってますね。 札幌は、新刊の到着日...
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そうと見せずに現代社会の本質的な問題に切り込んで見せた傑作SFサスペンス『アルテミス』
火星に一人置き去られた宇宙飛行士が、ありあわせの道具で地球への帰還を試みる『火星の人』で大評判をとったアンディー・ウィアーの新作『アルテミス』を読んだ。 これまた面白い! せっかく、こんなに面白いのに、帯の「今度は月だ!」ってなんだ! そもそも火星と月じゃ、火星のほうがプレミアム感高いじゃないですか! こんなんだから『火星の人』のほうが面白かった的なレビューが並んじゃうんですよ。 ま、『火星の人』もムチャクチャ面白かったわけだが。 話はいきなり逸れるが、昨年出会った最高の小説『未必のマクベス』を買ったのは、帯...
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浜田省吾さんのライブ・ビューイング『旅するソングライター』を観てきたよ
ちょっと時間が経ってしまったが、浜田省吾さんのライブ・ビューイング『旅するソングライター』を観てきたのでご報告を。 2016年と2017年のライブ映像の映画化。 2016年のライブは、2015年に10年ぶりに発売されたアルバム『Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター』の楽曲を全曲演奏するという意欲的なツアーだったそうだ。 観客も久しぶりのツアーで気合が入っていた。 キャリアの長い彼らしく、観客にも子供連れが目立った。 カメラは、ヒット曲を口ずさむ子どもたちを捉えていた。 理由...
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『ウルフガイシリーズ』を読むと人類ダメじゃんってなるけど、やっぱホントダメだよね
個人的な読書遍歴を紐解けば、僕にとっての高校時代は間違いなく「平井和正の時代」であった。 小学校の図書室で出会ったレンズマンでSF道に入った僕にとっては、宇宙を二分する<善>と<悪>の代理戦争を描いた『幻魔大戦』にハマるのは必然。 そして平井中毒になった僕は、まことに自然な成り行きとして『ウルフガイ』『アダルト・ウルフガイ』シリーズにも読みふけることになる。 今回、生頼範義展の開催記念ということで、ハヤカワ版権のウルフガイ二作が復刊された。 簡単にまとめてしまえば、文明や文化といった洗練の<副作用>として時に...
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映画『ちょっと今から仕事やめてくる』と『君の名は。』で考える「タイトルの挿入位置問題」について
昨夜『ちょっと今から仕事やめてくる』という映画を観た。 ちょっと今から仕事やめてくる 通常版 [DVD] posted with amazlet at 18.01.23 KADOKAWA / 角川書店 (2017-12-08) 売り上げランキング: 1,300 Amazon.co.jpで詳細を見る 衒いなく泣かせにくる映画は少し苦手だし、思ったほどコメディ要素もなかったが、 黒木華さんの名演とエンドロールのバヌアツの美しさは確かにこの映画の見どころだったように思う。 しかし、エンドロールの直前にタイトルが出る...
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ペーパーフィルターにまつわる誤解
最近お客さまに、白いペーパーは漂白剤の匂いが気になるので無漂白のもの(みさらし)の方がいいですよね?と訊かれた。 そう、世の中には白いペーパーフィルターと茶色のペーパーフィルターが存在する。 一般的に同じブランドのものだと無漂白の方が少し高価なので、そちらのほうがいい、という先入観を産むのだろうか。 なぜ無漂白のほうが高価なのか。 それは、木材からリグニンという物質を取り去るために、漂白剤ではなく、大量の水で洗い流すためコストが嵩むからだという。 そうしてなお、取りきれず残ったリグニンの色があの「茶色」なので...
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片岡義男『日本語と英語 その違いを楽しむ』
正月に片岡義男の『日本語と英語 その違いを楽しむ』という新書を読んだ。 日本語と英語 その違いを楽しむ (NHK出版新書) posted with amazlet at 18.01.05 片岡 義男 NHK出版 売り上げランキング: 131,415 Amazon.co.jpで詳細を見る 大学生くらいの頃、片岡義男をよく読んだ。 赤い背の角川文庫。 古本屋に何冊もあったから、片っ端から買った。 女性の一人称がわたし、ではなくて「あたし」だったことがなぜがその小説群を特別なものに見せていた。 自伝的連作短編集『コ...
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あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。 今年も2日より営業をはじめました。 よろしくお願いいたします。 店を始める前は3年に一度くらいイタリアに行っていたので、コーヒーの修行を始めた時もエスプレッソは必須だろうと思い、堀口珈琲工房さんのエスプレッソ教室に行ってみた。 そこで出会ったのが、パヴォーニの手動式エスプレッソマシンだった。 007の映画でジェームス・ボンドがコーヒーを淹れるのに使っていたのを思い出して自分でも買ってみたが、絶対的ワンオペの個人店では運用が難しいし、コーヒーの味の複雑さがわかってくるとエスプレ...
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映画『追憶』を観て、安藤サクラの異常な存在感にビビる。
DVDで映画『追憶』を鑑賞。 と言ってもバーブラ・ストライサンドのアレではなく、2017年公開の岡田准一主演作である。 なにしろ観るDVDのほとんどにこの映画の予告編が入っていて、その度岡田准一が小栗旬に お前は、一体何を守ろうとしているんだ と問い詰めるので、本当に一体を何を守ろうとしているのか、それが気になって気になってDVDを借りてきた次第だ。 その意味でこの予告編は大成功している。 しかし実際に観てみると、一番心が動くのは、その謎が解けた時ではなかった。 篤をめぐる二人の女、安藤サクラ演じる「涼子」と...
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『力士漂泊』が教えてくれた相撲の原風景
春場所の中止という異常事態に至った、一連の相撲関連の騒動。 自分自身は相撲という競技を生で見たことがないので、何かを述べる資格はないと思う。 しかし、巷間言われる「近代化」という言葉には違和感がある。 相撲という競技は、総当りでも、トーナメントでもない。 あの15日間の取り組みは、徐々に盛り上がっていくように、編成会議で決められる。 その一番一番の戦いそのものの興行性が相撲という競技の本質だ。 その意味で、ここ数年で連続的に噴出した相撲不祥事の中で、今回の八百長騒動だけは本当にタチが悪いと思う。
相撲という競...
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