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古田隆彦
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応用社会学者
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「効用」とは何か・・・3つの定義
「価値」の定義には3つある、と述べてきましたが、共同主観と個人主観という視点から見ると、「 効用 」にも 3つの定義がある 、と言えそうです。 ①人間集団が一つのモノを評価する場合、そのもの特有の「 有用性=効用=ねうち 」という視点と、他のモノと比較するという「 相当性=価値=あたひ 」という視点の、2つを分けたうえで、両者を クロス させている。 ② 特定の社会集団 は、さまざまなモノの「相当性=効用」を、他のモノの「相当性=効用」と比較して、 一定の評価順位である「価値」 を定めている。 ③ 個人が一つ...
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繊研新聞(2018年9月11日)StudyRoomに「人口減少でライフスタイルが変わる」を寄稿 しました!
人口減少が始まって、すでに10年。このまま減り続ければ、2100年には6千万人を割る。ほぼ200年間維持されてきた人口増加社会はもはや過去のもので、少なくとも今後の半世紀は人口減少社会となる。その影響はさまざまな分野に及ぶが、とりわけ私たちのライフスタイルは大きく変わる。・・・以下は http://gsk.o.oo7.jp/insist18.html
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「価値」とは何か・・・3つの定義
これまで述べてきたことを、とりあえず整理してみましょう。 モノやコトの「価値」 とは何であるのか、簡単にいえば「 人間がモノやコトに対して抱く評価 」ですが、その内容については幾つかの説があり、代表的なものは次の 3つに集約 されます。 ①価値とは、有用性と相当性が絡み合った観念、つまり「 有用性(使用価値)×相当性(交換価値) 」である。 最も常識的な定義であり、 古代ギリシャ 以来の西欧的「価値」観、あるいはそれを継承・発展させた A.スミス の視点は、このあたりにあったように思われます。 日本人の場合、...
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「ロジスティック曲線」から「修正ロジスティック曲線」へ!
 オリジナリティーの 第5 は「 修正ロジスティック曲線 」の提唱です。 生物の個体数は「 ロジスティック曲線 」を辿る、といわれてきました。【 動物の個体数はロジスティック曲線をたどる? 】(2015年2月2日)で説明したとおりです。 しかし、20世紀後半にさまざまな動物の実態がわかってくるにつれて、 必ずしもそうとは限らず 、上限に達した後は下降したり、増減を繰り返したり、しばらくして回復するなど、さまざまなケースが多々報告されるようになりました。 そこで、こうした動物行動学や個体群生態学の成果を踏まえ...
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社会的な「ねうち」と純私的な「ききめ」を峻別する!
前回述べたように、私たちは毎日の暮らしの中で、一方では パロール1 によって他人とのコミュニケーションを成り立たせ、他方では パロール2 によって詩や散文などの創造活動を行っています。 パロール2は極めてマイナーな用法ですが、それでも 社会的に流布し集積させる ことで 、やがては ラングそのものを変革 していくこともできます。 こうした関係は、 言葉の使用法 の延長線上に生まれる、 道具や食べ物などの使用法 と当然連動していますから、下図に示したような対応が成り立ちます。   ①言語(ランガージュ:langu...
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人口抑制装置が作動する・・・文化的装置から生理的装置へ!
「人口波動説・10のオリジナリティー」の 第3 は 「人口抑制装置」の提唱 です。 「人口容量」への負荷が強まるにつれ、増加を抑制するしくみが徐々に作動し始めますが、それを「 人口抑制装置 」と定義しなおし、その中身を「 生理的抑制装置 」と「 文化的抑制装置 」の2面から捉えました。 この点について、 マルサス は『 人口論・第6版 』の中で、次のように述べています。 人口と生活資料の間に 不均衡が発生 すると、人口集団には是正しようとする力が働く。  人口に対してはその増加を抑えようとする「 能動的抑制(...
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言語学で「ねうち」と「ききめ」の違いを探る!
ソシュールの言語学の視点に立つと、モノの「 語義=ねうち 」とは、モノの特性と有用性が「 垂直の矢 」で結ばれた関係、モノの「 価値=あたい 」とは、他のモノの有用性と比較・対立する「 水平の矢 」としての関係であり、両方とも一定の人間集団によって認められたもの、ということになります。 ところが、有用性には人間集団の認知や共同主観がなくても、一人ひとりの 個人が独自に認めるという次元 があります。一人ひとりの個人にとっての「有用性」、つまり「 効用=ききめ 」の方はどのように位置づけられるか、という問題です。...
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マルサスの人口原理を再構成する!
「人口波動説・10のオリジナリティー」のうち、 第1 と 第2 について、まず解説しておきましょう。 第1のオリジナリティーでは、R.マルサスの立てた 2つの公準 (①人間の生存には食料が必要である、②人間の情欲は不変である)を継承しつつ、第2にあげた「人口容量」の視点によって、改めて 3つの公準に再構成 しています。 ①人口は常に増加圧力を持つ ②人口は人口容量の範囲内で増加する ③人口容量の規模は、文化や文明による自然環境の利用形態によって決定される マルサスの「人口原理」は、基本的に 人類の人口推移 か...
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「語義×価値」から「ねうち×あたい」へ!
ソシュールの「価値」観を モノ次元 に応用すると、 言葉の「語義」と「価値」の関係 は、 モノの「使用価値=ねうち」と「価値=交換価値=あたい」 という関係に相当するでしょう。 前提になっているのは、言語次元の「語義」や「価値」が 社会集団の慣用と同意 によって決まっているのと同様、モノ次元の「使用価値=ねうち」や「交換価値=あたい」もまた、一人ひとりの個人ではなく、 社会集団の慣用と同意 によって決まっている、ということです。 そのうえで、一つのモノの「ねうち」という言葉を考えてみると、それは「ネウチ」とい...
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「人口波動説」・・・10のオリジナリティー!
22年前、筆者の提唱した「 人口波動モデル 」は、その後、社会学、未来学、建築学などの関係者から「 人口波動説 」とよばれるようになり、現在に至っています。 「人口波動説」は、従来の「人口波動理論」や「人口原理」 と どこが違うのでしょうか 。さまざまな面から確かめておきましょう。 ①マルサスの2公準を 3公準に改訂 し、人口の増加・停滞過程を 動態仮説 として設定した。 ②自然環境を利用して、文化や文明で作り出す人口の生存規模を「 人口容量 」と定義した。 ③「人口容量」への負荷強化によって、増加抑制の作動...
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