Profile cover photo
Profile photo
K Takagishi
102 followers -
文献ソムリエ
文献ソムリエ

102 followers
About
Posts

Post has attachment
片頭痛に対するノバミン
片頭痛の頭痛治療に制吐剤が有用. 以前ブログでもプリンペランの効果は良いと書いた 片頭痛にプリンペラン 2017年のNEJMのレビューでも制吐剤というカテゴリーがある (下から3行目) ( N Engl J Med 2017;377:553-61. ) 片頭痛患者におけるProchlorperazine(ノバミン®)とオピオイドであるHydromorphoneの効果を比較したDB-RCT ( Neurology ® 2017;89:2075–2082 ) ニューヨークの 2 箇所の ER において ,  片頭...

Post has attachment
AKIにおけるCKD進行リスク
( JAMA . 2017;318(18):1787-1797   ) 入院前の eGFR>45mL/min/1.73m 2 で , 入院時 AKI を併発し , さらに生存退院した患者群をフォロー ・慢性腎疾患への移行リスクを評価し , External validaiton を施行 .   カナダのアルベルタで上記を満たした 9973 例でリスクを評価し(Derivation cohort), オンタリオの 2761 例で Validationを行なった. ・基礎の eGFR は入院から 7 日~ 365...

Post has attachment
血管浮腫の鑑別
浮腫では局所性浮腫, 全身性浮腫, 血管浮腫の3つに分けて考えると良い 血管浮腫は血管透過性亢進による浮腫であり, 非圧痕性, 左右非対称性, 非重力依存で一過性の浮腫 を呈する. 好発部位は眼周囲や口唇, 舌, 四肢, 腸管など. ・腸管の浮腫では下痢や腹痛, 嘔吐など消化管症状を呈する ・喉頭浮腫では致命的となり得る ( ACADEMIC EMERGENCY MEDICINE 2014;21:469–484   ) 血管浮腫, またはクインケ浮腫で救急や外来を受診する患者はたまにいる. その場合しっかりと...

Post has attachment
好酸球性血管浮腫
好酸球が関連する血管浮腫には繰り返すEpisodic(Gleich症候群)と繰り返さないNonepisodicの2つのタイプがある. ・双方ともサイトカインを介した機序で血管浮腫を呈する ・Episodicが1-2割, Nonepisodicが8-9割を占め, アジア人からの報告が多い (Dermatology 1998;197:321-325)( Allergy Asthma Immunol Res. 2014 July;6(4):362-365.   ) Episodic angioedema with ...

Post has attachment
ACE阻害薬+DPP-4阻害薬の併用でさらに血管浮腫リスクが上昇
ACE阻害薬ではブラジキニン分解抑制が生じ, ブラジキニン関連の血管浮腫を生じる. その機序にSubstance-Pも関わっている. 一方でDPP-4阻害薬はSubstance-Pのようなペプチドの分解を抑制するため, 両者の併用では血管浮腫のリスクが上昇する可能性が示唆されている. Vildagliptin( エクア ®) を評価した Clinical trials(RCTs) より ,  血管浮腫を合併した症例を抽出 ( Hypertension . 2009;54:516-523. ) ・N=13921...

Post has attachment
大動脈弁狭窄症では亜硝酸薬はダメか?
[Ann Emerg Med. 2015;66:355-362.]  より 重症 AS では心拍出は前負荷に依存するため ,  前負荷を軽減するような亜硝酸薬は禁忌とされる . ・遷延性の低血圧をきたすリスクがあるとされているが ,  それを証明した報告はまだない カナダの 2 箇所の病院における後ろ向き解析 ・急性心原性肺水腫で受診し , ニトログリセリンの舌下投与 , 経静脈投与を行った患者群を解析 . ・ 中等症~重度の AS(+) 群と (-) 群で臨床的に関連のある低血圧 * を評価した .  * ...

Post has attachment
修正バルサルバ法
バルサルバ法はPSVTに対する治療の一つ. 腹部を圧迫したり, 息こらえをしたりするが, 修正バルサルバ法はさらに効果が高い. 修正バルサルバ法: ・上体を45度程度挙上した姿勢で強制呼気(10mlのシリンジを口側から吹いてもらい, ピストンが動く程度の圧力をかける. 40mmHg程度)を15秒施行. ・その後すぐに仰臥位とし, 下肢を受動的に45度挙上する. 挙上は15秒間継続. この方法が評価された論文は2015年のLancet. 状態の安定したPSVT 433例を対象とし,  通常のValsalva法 ...

Post has attachment
剣状突起痛: Xiphodynia
40台男性. 数日前からの強い心窩部痛を自覚.  疼痛は持続痛で、お腹に力をれると増悪. またうつ伏せでも増悪あり、疼痛で眠れない.  仰臥位ならばなんとか眠ることができる.  消化器症状なし. 咳嗽もなし. 深吸気で軽度疼痛あり.  近医にて血液検査、心電図、内視鏡を施行されるが正常. 腹部CTまで行われ異常なし. 診察すると, 心窩部に限局した強い圧痛あり, さらに評価すると剣状突起に一致して圧痛が顕著に認められる結果であった. ------------------- 剣状突起痛, Xiphodynia....

Post has attachment
気管内挿管時の体位
気管内挿管時の体位はSniffing positionが基本. 挿管時の体位と成功率を比較した Meta では , ・Sniffing Position で有意な成功率上昇は認めなかったが ,  単なる頭部後屈と比較して , 喉頭蓋の確認はしやすい結果であった ( American Journal of Emergency Medicine 33 (2015) 1606–1611 ) Ramped positionというものもあり, 上体を25度程度挙上したSniffing positionのような体位(B)...

Post has attachment
非特異的胸膜炎
滲出性胸水貯留では胸膜炎を考える. 胸水検査, 培養などで精査するが, それでも原因がわからない場合は胸腔鏡検査, 胸膜生検を行う. 胸膜生検において,  胸膜の炎症所見や線維化は非特異的所見で ,  診断に寄与するものではない . ・ 特異的所見は腫瘍性細胞や乾酪性肉芽腫 , 血管炎所見など ・このような組織所見しか得られない原因不明の胸膜炎を nonspecific pleuritis/fibrosis(NSP: 非特異的胸膜炎) と呼ぶ ・このうち他の精査やフォローでも原因が判明しないものが特発性胸膜炎...
Wait while more posts are being loaded