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大西卓哉(JAXA宇宙飛行士)
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いよいよ今日、金井飛行士が国際宇宙ステーションから帰還します!

私たちJAXAの現地チームも、おとといカザフスタン共和国のベースとなるカラガンダの街に入っています。
昨日は日米露のチームで念入りに今日の段取りを打ち合わせました。
地上の準備は全て整っています!

私も2016年10月に帰還した際、着陸地点からヘリでこのカラガンダの街へ搬送され、空港で歓迎セレモニーをしていただいたのですが、何しろ重力酔いで目が回っていましたし、長旅の疲れやら安堵感やらで、当日の記憶はなんだか霞がかかったようにぼんやりとしています。
今回改めて空港に降り立ってみて、(ああ、こんなところだったのか)と、記憶の断片を頭の中でかき集めています。

写真はそのカラガンダ空港。

金井さんはここからNASAの飛行機でヒューストンに向かう予定です。
私は星の街のガガーリン宇宙飛行士訓練センターの飛行機でロシアへ向かい、それから帰国することになっています。

着陸予定時刻は、現地時間の18時40分。
日本時間の21時40分です。

あと1時間少しで、まずは先発隊の救援チームがホテルを出発していきます。
その中には、金井さんの専任フライトサージャン、樋口先生が含まれています。

私はあと5時間ほどでホテルを出発し、カラガンダ空港からヘリで着陸地点に向かいます。
すっかり長髪になった金井さんとの再会、楽しみです!
また地上チームの動きは後日ご紹介しますね。

金井さん、アントンさん、スコットさんの宇宙からの帰還、是非みなさんも応援してくださいね。

こちらからJAXAの中継番組がご覧いただけます。
https://m.youtube.com/watch?v=WVV-GEGALWA&feature=youtu.be
放送は日本時間の21時15分開始予定です。

こちらはNASA TVの中継番組です。
https://m.youtube.com/watch?v=wwMDvPCGeE0




PhotoPhotoPhotoPhoto
2018/06/03
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JAXA on AIR 機内映像アーカイブ のご紹介です。

http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/11701.html

最近、JALさんの機内でJAXAの映像が放映されていること、ご存知でしたか? 国内線では60秒CM、国際線では20分程度のミニ番組をご覧いただけます(一部機材を除きます)。

今年の1月から3月にかけて放映されていたこちらの第1弾のミニ番組では、私が宇宙で撮影した写真とともに、ナレーションを私自身が担当させて頂きました。
このGoogle+上でご紹介した写真以外にも、蔵出し写真盛り沢山です!
そして、目指したナレーションのコンセプトは、『機内で寝付けない方を、心地よい眠りの世界に誘う』です(笑)
自分で観ていても眠くなります。
なかなか寝付けない夜にお悩みの皆さん、ぜひ1度お試しください。

ちなみに、ナレーションの一番最後の「快適な空の旅をお楽しみください」は、私が実際に前職で機内アナウンスを担当していたときにも言っていたフレーズです(笑)
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つくばの桜も満開です。
昨日今日とつくば駅から宇宙センターまで、ご機嫌なチャリ通でした。

今週は、NASA宇宙飛行士候補者クラスでクラスメートだった、Serena M. Auñón-Chancellor飛行士が訓練でつくばに来ています。
僕らはサリーナと呼んでいます。
https://twitter.com/astroserena

昨日、そのサリーナと一緒に、「きぼう」エアロックのシミュレーション訓練を受けました。
同期と一緒に受ける訓練は楽しい!

彼女がエアロックのモックアップ(実物大の模型、といってもちゃんと動く本格的なやつ)で実際の操作を行い、私は管制チームの一員で通信役のJ-COM(ジェイコム)として訓練を受けました。
メインの作業は、エアロックに超小型衛星の放出機構を取り付けて、それをエアロック内に収納するというものですが、その作業の合間合間に、ちょこちょこと不具合が投入され、クルーと管制チームが連携して対処に当たりました。

例えば、「きぼう」の電源ボックスの中でショートが発生して、原因と思しき機器のあたりで焦げ臭い臭いが発生していないか確認してもらったり。

訓練の終盤では、超小型衛星放出機構をエアロックから宇宙空間に出そうとしたところで、エアロックの電源が落ちてしまい、宇宙空間に繋がるハッチが開いたままに。
内側にももう一枚ハッチがあるので、空気が漏れていく心配はないのですが、搭載された小型衛星の温度制御ができない状態が長く続くと衛星がだめになってしまうので、開いたままのハッチをサリーナに手動で閉めてもらう必要が出てきました。

私も自分の長期滞在に向けた訓練でこの作業をやったことがありますが、これがなかなかトリッキーな操作で難しいのです。
レバーを取り付けて、ガチャンガチャンと回すときのコツがあるのですが、それをうまく英語でサリーナに理解してもらうのに四苦八苦(;'∀')
何度か交信でやり取りして、サリーナに何回もトライしてもらって、何とか最後はハッチを閉めることができました。

英語はいまでも週1くらいで授業を受けていますが、もっと頑張らないと維持は難しいなーと感じた1日でした。

語学は難しい。
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昨日、筑波宇宙センターのスペースドームで行われた、JAXA×モード学園 「宇宙服デザイン画コンテスト」の表彰式。
多くの方にお集まりいただき、どうもありがとうございました!


皆さんの前に登場する前の楽屋裏にて。


「これ、ヘルメットは被って出ていくんすかね?」

「うーん、どうなんですかね」

「いや、私これ被ると前何にも見えないんすけど(´・ω・`)」

「じゃあ手持ちで!」

「どうやって持ちます?」

「こう、脇に抱えるのは結構しんどいすね」

「じゃあ、あれ、どうすか?アル〇ゲドン風に手に提げて」

「お、いいっすねー!それでいきましょう!」


というやり取りを経て、完成した写真がこちら(笑)
アル〇ゲドンっぽいwww
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おととい、昨日と、J-COM(ジェイコム)としてコンソールから金井さんと一緒に仕事をしました。

ISS到着から1週間が経過して、船内での仕事ぶりもすっかり板についた様子。
最初は移動も大変なのですが、私が見ている限りでは壁に頭をぶつけたりはしてなかったです(笑)
あ、ちなみに、金井さんは『頭を先にして移動派』でしたね。

J-COMの仕事はクルーと交信することなので、そのシフトは他の管制官と少し違います。
コンソールに入るのが、大体ISSでクルーが起きはじめる日本時間の午後3時(ISSでは朝の6時)で、JAXAが関係するタスクが終わるまでが仕事です(オフコンソールと言います)。
コンソールに入ると、まずは朝礼でクルーに伝える必要のあるメッセージがあるかないかを、情報収集します。
その結果を、ヒューストンにいるCAPCOM(キャプコム)と共有し、朝礼の段取りを確認し合います。

朝礼は、業界用語ではMorning DPC(モーニングディーピーシー)と呼ばれます。
略語好きな業界なので、管制室内の会話でも略語が飛び交います。
ちなみに、DPCはDaily Planning Conferenceの略です。

さてそのMorning DPC。
これもそのお作法がちゃんと決まっていて、最初はクルーからのコールダウンで始まります。
地上から先に呼ぶことはありません。
それに対して応答するのはヒューストンのCAPCOMの役割。
そのあと、ヒューストン→ハンツヴィル→ミュンヘン→筑波→モスクワの順に各管制センターがクルーと話をしますが、用件のない管制センターは飛ばすので、大抵の場合はヒューストン→モスクワと繋ぐことになります。

おとといは金井さんと筑波の管制チームとのテレビ会議がありましたが、いつもは静かな管制室にたくさんの人が詰めかけ、金井さんの元気そうな姿を見て嬉しそうでした。

長期滞在ミッションにアサインされる前、金井さんは実験関係の手順書のチェックなどをNASAで担当していただけあって、自分が実際に宇宙で作業してみて感じたことはすぐに地上にフィードバックしてくれます。
これはとても大切なことで、将来のミスの防止や効率性の向上に繋がります。
昨日も実験のサンプルの装置への取り付けについて、「こういう順番で取り付けたほうが作業がしやすいです」と貴重なコメントをくれました。

私がJ-COMをやっていて良かったな、と思うのはクルーの気持ちになって考えることができるので、

(今ここでこの情報が欲しいだろうな)

とか、

(今こういう心境だろうな)

とか想像しながら、それに応じて交信ができることです。
金井さんが仕事をしやすい環境を整える、効率よく仕事ができるようにするのが私の大事な仕事。
そうやってクルーの視点を他の管制官の方々とも共有できるのは、彼らにとっても有益であって欲しいなと思います。

反対に、J-COMをやっていて悪い点もあります。

大画面に映し出され、クルーが宇宙で仕事をしているのを見ていると、うらやましくて仕方がなくなります。
(あそこに帰りたい)と思っている自分に気づくときがあります。


昨日は日本の夜9時頃に私のシフトは終わりましたが、最後に金井さんと交信した時に、

「良いお年を!」

と声をかけると、画面越しに金井さんが親指をぐっと立てて、笑顔で手を振っていたのがとても印象的でした。

皆様も、どうぞ良いお年を♪
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2017/12/28
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金井さんの打ち上げ、いよいよ明日!!!

日本時間の明日17日午後4時21分です。

中継は↓こちらから、午後3時40分ごろから開始です。
https://www.youtube.com/watch?v=DRVn0w8G6EA
お見逃しなく!

昨日は宇宙船を積んだロケットのロールアウト(射点への移動)を観てきました。
本当に美しい機体です。

人を宇宙に送って、地上に還す。

その目的に特化された機能美がソユーズにはあります。

今日は記者会見。

「明日は特別な日というより、仲間と迎える新しい1日」

という、金井さんらしい平常心が印象的でした。

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2017/12/16
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むむ・・・、金井さん、やるな(。・`ω´・。)メラメラ

そのセリフをここで・・・!!!


実機のフィットチェックの1回目が終わったようですね。
打ち上げ前に計2回のフィットチェックがありますが、じっくりと時間をかけて確認するのはこの1回目が最後。
2回目のときは、既に宇宙船はフェアリングというロケットの風防に格納され、船内も荷物でギッシリ。
ですが、2回のフィットチェックとも宇宙船自体はメインコンピューターに電源が入っているくらいで、その他のシステムのほとんどは止まっています。
これが、打ち上げの日になると、『ゴウンゴウン・・・』という重低音が響き、ファンや諸々のサブシステムが全て稼働した、文字通り「生きた」宇宙船となって宇宙飛行士の前にその姿を現すことになります。

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来月に打ち上げを控える金井さんたちプライムクルーの、ロシアでの最終試験がいよいよ始まります。

初日の今日はISSロシア区画の最終試験、明日はソユーズ宇宙船の最終試験です。

金井さんご自身が丁寧にブログでロシアでの日々を紹介してくれていますので、ぜひご覧ください。
Twitterとブログ、それぞれの良さを生かした情報発信は、本当にすごい。

金井さんの搭乗する機体は、私と同じソユーズMSシリーズの7号機、つまりMS-07です(グフとは違います)。
私が搭乗したのが初号機でしたから、早いものですね。
1年少しの間に、着々と実績を積み上げています。

準備は万端に違いないですが、それでも試験はいつでも緊張するもの。
皆さんからの応援がきっと力になると思います。
ぜひ応援よろしくお願いいたします!
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JAXAヒューストン駐在事務所のFacebookページのご紹介です。

先日の星出さんと私の船外活動訓練についても載っています。

NASAのジョンソン宇宙センターのすぐそばに位置していて、国際宇宙ステーションプログラム関係の調整の現場として非常に重要な機能を果たしている事務所になります。
筑波とはまた違った視点の情報発信にご期待ください!
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先週、今週と半年ぶりのヒューストン滞在でした。

船外活動やロボットアーム訓練と、帰還後1年の医学研究のデータ取りが目的です。

そう、昨年の10月30日に帰還してから、いつの間にか1年もの時間が過ぎていました。
沢山の医学研究に参加しましたが、時間を経ると共にデータを取るのが「これで最後」というのが多くなってきて、今回のヒューストン滞在でほとんどの研究のデータ取りが終わりました。

昨年のISSでの長期滞在が名実ともに過去のものになりつつあるのを感じます。


さてさて。
昨日は、星出さんと組んでの船外活動訓練がありました。
宇宙に行く前の最後の船外活動訓練から、1年半以上時間を空けて先週と今週、1回ずつNASAの巨大プールで訓練を行いましたが、久しぶりにやるときついのなんの(いや、前もきつかったですが)。

相変わらず、上半身の疲労度が半端ありません(;'∀')
5時間以上におよぶ訓練の後半は、宇宙服の肩と肘の関節を動かすのさえ一苦労になってきます。

昨日メインで行ったのは、新しいNASAの宇宙飛行士候補者クラス向けの訓練カリキュラムの内容検証です。
今回のクラスから、大幅に訓練カリキュラムが変更されることになっていて、基礎的なスキルを段階を踏んできっちりと教えていこうという方針が徹底されています。
例えば、足場をしっかりと固定した状態で、コネクターの取り付け・取り外しなどの基本スキルを反復練習します。
そのあと、実際のISSの模型での作業を模擬していく流れになっています。

私が候補者だった頃にも、こんなカリキュラムがあれば良かったのに‼と思うくらい良い仕組みだと感じました。

難しいのは、これまで何度も訓練を繰り返してきている私たちにとっては当たり前になりすぎていて、ついつい初心の頃はどうだったか忘れていることです。

「この段階の候補者に、そもそもこの確認作業の意味が理解できるのか?」

「このスキルを教えるのはまだ早いのでは?」

常にそういう問いかけを繰り返しながら、プールから上がってからも関係者で時間をかけて話し合いました。

星出さんからも、多くのことを学ばせて頂きました。
私はついつい目の前の作業に没頭してしまう(作業が大変なので)のですが、星出さんは常に2手、3手先を考えていて、行動に移す前にその動作の持つ意味をイメージして、先読みして行動を決めているので、そのあたりの考え方がとても参考になります。


充実した久しぶりのヒューストン滞在でした。
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2017/11/18
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