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Syuichi Takahashi
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コラム 129   < 空の色の不思議 >    このところ快晴の日が続いて、空は爽快な青、夕方ともなれば西の空が橙色から徐々にブルーとピンクのパステルカラーの層へと変化し、やがて静かに日が暮れてゆく。 山小屋の西の窓から眺めるこうした光景は、私に深遠な感情を抱かせる。   晴れた日に空が青いのは当り前、夕焼だってだいたい橙色に決まっている。太陽が山の向こうに沈み切って黒い峰々の背景がパステルカラーになるのもごく当り前、特別驚くようなことではない、と多くの人が思っている。 だが、快晴だとどうして空は青いのか?...
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コラム 128   < 人の道 その⑥ ―あるべきように― >    あるべきことを あるべきように やるべきことを やるべきように それが 人としての道   言葉で表現すれば、何と簡単なことだろう 判っていることを実践することが、なぜこんなにもむずかしいのだろう。
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コラム 127   < 氷柱 ( つらら ) > ――屋根断熱が失わしめた厳冬の美――   つららの先から 雫が落ちる 一瞬キラリと光って ポタリと落ちた。 つららとの別れを 惜しむかのように・・・・・ はかなき無言の別れ。   一時間程経って ふと見ると つららの長さが数センチ 短くなっている。 そうか、あれはつららの分身 つららの涙だったのだ。 うららかな陽気に つららの心もゆるんだのだ。   夜半には再び厳しい寒気がやってくる 涙をためて、たくましく育つために
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コラム 126   < 馬鹿にするな! >    馬鹿とは馬や鹿に対して失礼であろうと思っていた。あれ程人なつっこく、澄んだきれいな眼をしている動物は他にあまり見ない。彼らは人の心がよく判るという。だから余計にそう思うのだ。   愚かなことを馬鹿と書くのはなぜなのか調べてみた。私と同様に思っている人がいるかもしれないと思い、ここにその調査結果を記す。   ・馬鹿と鋏は使いよう ・馬鹿に付ける薬はない ・馬鹿は死ななきゃ治らない これらが英語にまでなっている。 ・ No medicine can cure fo...
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コラム 125   < 太陽が落ちた >    2002 年 1 月 16 日のことである。 夕刻 5 時 40 分に私は次のように書き記している。   太陽が落ちた・・・・・とはいっても、夕陽が沈んだという意味ではない。 今日の西の空は不気味だった。 暗紫色と黒色の雲に沈んだ太陽の余光が蛍光色を伴って白々と混じり、すぐさま暗黒の世界を想起させた。   それはまるで太陽が落ちた、というにふさわしかった。普段の夕闇なら多少の緋色を残して明日への希望を予感させるが、今日のそれは違っていた。もう二度と登らぬのではな...
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コラム 124   < 冬のトマト >    冬のトマトは  生 ( な ) りたくないが 生らされている味がする   夏のトマトは  生りたくないが 生ってしまう味がする   秋のトマトは最高だ  食べて欲しくて 生っている   早春に時々うまいトマトがあるのだが  はてな?理由が判らない
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コラム 123   < 恵み と 代価 >    雨は樹々を潤す。 育った樹々達は枝を伸ばし、葉を広げる。   〝多くの水のために(おかげで)    枝葉は茂り、枝は伸び、    その枝葉に空のすべての鳥が、巣をつくり、 その枝の下に野のすべての獣は子を生み、 その陰にもろもろの国民は住む。〟 ――エゼキエル書 31 ・ 5 ~ 6 ――   だが雨は樹々に向かって代価を要求しない。樹々達もまた鳥や獣に向かって家賃を求めたりはしない。 渓流の水は巡って流れ、やがて裾野の田畑をうるおす。だが、水は代価を求めない...
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コラム 122   < 〝忙とは心を亡ぼす意なり〟と知る >  礼を忘れ 恩を忘れ 節度を忘れる  挨拶 を忘れ 感謝を忘れ 心を込めることを忘れる   親切を忘れ 優しさを忘れ 思いやりを忘れる    倒れている人に手を差しのべる時間さえ無い こうして人間は心のありかを失っていくのである。
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コラム 121   < 暖炉に火を入れる時 >    この季節になると、しばしば暖炉に火を入れる。焚き付けは敷地内で拾い集める枯枝で十分だ。 急がず、慌てず、基本通りに細い枝から太いものへと順々に重ねていくのがコツだ。慣れてしまえば何ということもないのだが、細いものでも逸 ( はや ) る気持で一気に重ねて失敗したりもする。そんな作業を繰り返しながら、ふと気付いたことがある。   最初は新聞紙一枚にマッチ一本である。それがやがて赤々と燃え立つ火となっていくのだが、まわりに火が移り燃え拡がっていくには、それなり...
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コラム 120   < 山の灯りについて > 薄暗く寒い陰気な日など、パッと灯りを点けると気分が明るくなる。温度が上がる訳でもないのに、室温が二・三度上がったような気分になる。 灯り――特に白熱灯の灯りはありがたいものだ。人々の心をこれまでどれ程癒してきたことだろう。   数年前、別荘地内の街灯を白々とした白色蛍光灯から白熱灯色に換えてもらった。標高 1600 メートルの山中は盛夏の 8 月でさえストーブが欲しくなる時がある位だし、初秋の 10 月から翌春 5 月までの約 8 ヶ月間は寒い日が続く。厳冬期の ...
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