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Satoshi Takamatsu (高松聡)
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高松聡 訓練中宇宙飛行士 クリエーティブディレクター シンギュタリアン
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「宇宙飛行士訓練・卒業式篇」公開します。
星の街での訓練最終日。本部ビル・大ホールで卒業式が開かれました。1年前、訓練開始セレモニーにサラ・ブライトマンと出席して以来立ち入ったことがない大ホール。あのときは二人だったけど今日は僕一人。ほとんど誰もいないんじゃないかなと想像していた大ホールでしたが、入った瞬間緊張はピークに達しました。
様々な授業・訓練でお世話になったインストラクターが勢ぞろいしています。広報担当や通訳の皆さん、そしてロシア語の先生もいます。いろいろな思い出が走馬灯のように駆け巡り、着席したときにはすでに泣きそうでした。
訓練部長がマイクを持って僕の訓練がどのような内容であったのかを話し始めました。意外なことにパワポのスライドまで用意されていて写真も豊富で驚きました。そして、訓練成績の総評が報告されます。でも、なんて言っていたのかよく覚えていません。僕の頭の中は「やはり最後はロシア語でスピーチをしなくてはいけないのではないか」という不安で一杯だったのです。
急に決まったロシア入り。僕はアルファベットもまったく読めないままロシアに来ました。そして星の街で僕の担当をしてくれたロシア語の先生は英語が話せませんでした。机や窓は教室で指を指せば「あーロシア語で窓はアクノーなんだ」と分かります。でも教室にないものや、概念的な言葉、文法用語は僕と先生の間で意志の疎通ができませんでした。スマフォがあれば翻訳なんか簡単ではないかと思いましたが、ロシア語の教室にWiFiはなく、携帯のデータ通信もほぼできません。そんな授業が4時間続くのです。ロシア語の授業中に頭痛になったりもしました。トイレで水で顔を洗って寝抜けを飛ばそうとしたことも何度もあります。風邪ぎみも重なってさすがに限界だと思って訓練中一度だけ早退したことがあります。でも家に着いた途端本部から連絡があり「医師の診断なく授業を休むことはできない」と言われ、とぼとぼと教室にもどったこともありました。正直、ロシア語のストレスで訓練から逃げだしたいと思うこともありました。
僕のロシア語コンプレックスは訓練中消えることがありませんでした。そんな僕が大勢の前でロシア語でスピーチなんて物凄いプレッシャーなのです。
訓練報告が終わると案の定「サトシさん、ロシア語の訓練成果を見せてもらう時がきたよ」とマイクを振られました。
前夜、いいことを言ってやろうと急に翻訳ソフトを使ったりしましたが、まったく知らない単語をいくつも覚えること、そして自信をもって発音することはできるものではありません。僕は紙を見て話すことを諦め、知っている数少ない単語と、覚えたばかりの過去形と現在形だけでスピーチすることにしたのです。
「夢」はロシア語で「ミチタ」です。「ミチタ」は女性名詞なのでMy Dreamは「マヤ ミチタ」です。
僕は自分の「過去の夢」と「いまの夢」の話をしました。
そもそも通じているのか不安なままスピーチを終えると、大きな拍手とそして何人かの涙も見えました。ロシア語の先生の涙が一番大きかったような気がしました。僕は卒業式の最初から泣きそうですしたが、バイコヌールの打ち上げの時、宇宙飛行士が誰一人家族を前に涙など流さずに終始笑顔でいたことに習い、笑顔で卒業式を終えました。
こうして、僕の星の街での長かった訓練は終わりました。
人生でこれほど濃く意味のある1年はありませんでした。
訓練を支えてくれた皆様、SNSを通じて応援してくれた皆様、そして撮影や編集で応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて再度お礼申し上げます。
公開していない写真やエピソードも多いので時々思い出話をさせていただくと思いますが、これからは「いま」と「未来」の話を中心に投稿させてもらいます。
そして、この模範生徒みたいな文体も徐々に自然体にもどしていきたいと思います。。
これからもよろしくお願いします。
じゃなくて、よろしくね!
ーーーー
卒業篇は 柘植 泰人監督に撮影・監督をしていただきました。ロボット芦沼プロデューサー、紙谷PMにもお世話になりました。
Youtube→https://www.youtube.com/watch?v=Y-S6SlkIDQU
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「バイコヌール打ち上げ篇・最終回」 
打ち上げのカウントダウンが進みます。遠くに小さく見える自分が乗るかもしれなかったソユーズロケット。昔CMの撮影で来た時とはまったく違うものに見えました。

コクピットの中でいま宇宙飛行士が何をしているのかが想像できます。どこにどんなエンジンやタンクがあるのか理解できます。交信内容がわかります。そして、イグニッションから何秒後に何が起きるのかが頭に詰め込まれています。空港でぼんやり見ていた飛行機が、パイロットとして訓練を受けた後はまったく違う機械に見えるような感覚だと思います。

3、2、1イグニッション!晴れわたるバイコヌールの空に向かってソユーズが上昇していきます。どんどん小さくなるソユーズは1分ほどで見えなくなってしまいます。でも、音はそこから長く長く聞こえるのです。何秒経過というロシア語のアナウンスと空の彼方から聴こえてくるエンジン音、そしてカザフの砂漠の風の音が、心地よくミックスされて僕の耳に届きます。

約8分経過。最終段のエンジンの燃焼が終わり、ソユーズは無事軌道に投入されました。突然船内は無重力になり、エンジンの轟音が消え、静寂が訪れているはずです。成功おめでとうという交信を除いては。きっと左右の小さな窓から青い地球を見ていることでしょう。ISSへのドッキング向けて忙しいはずですからじっくり地球を見るのはしばしお預けです。

この日、僕の長かった訓練が終わりました。
ソユーズとISSロシア区画に登場するスペースフライト・パティシパンツとしての全課程を終了しました。

でも、これで星の街とお別れではありません。
星の街での最終日、僕の卒業式が開かれました。
次回は訓練報告映像の最終回 卒業式を投稿します。

打ち上げ篇3本を監督・撮影してくれた 柿本 ケンサクさん、本当にありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=RU6HXaYzhWU
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初公開「バイコヌール打ち上げ篇2」 大西宇宙飛行士のバイコヌールからの打ち上げが7月7日に変更になりました。七夕に宇宙にいくなんてロマンティックだね。

バイコヌール2日目の僕は打ち上直前の宇宙飛行士達をガラス越しに見ることになりました。最初は青いフライトジャケットでの最終記者会見です。隔離されたガラスの向こう側にプライマリークルー3人、バックアップクルー3人が登場します。将来のプライマリークルーという高い目標を立てずに、とりあえずバックアップクルーとして最後まで役目を果たせばよかったかな、と正直少し悔しく思ったりもしました。

バックアップクルーを続けていたら、ガラスの向こう側の6人のクルーの1人として、右から3番目に僕が座っていたはずです。

そして、宇宙服に着替えて打ち上げ直前に家族との面談の会があります。家族との面談もガラス越しです。心の中では心配なはずですが、家族も宇宙飛行士も笑顔を切らさないように努めてるように感じました。

最後までどちらがこのソユーズに乗るのか?というロシアマスコミの憶測記事で振り回された僕とカザフスタンの宇宙飛行士アイディンの目が合いました。アイディンはすぐにSatoshi、ここで会えて嬉しいよ!とマイク越しに声をかけてくれました。いろいろあって最初は口も聞かなかった彼と僕。こうして宇宙に行く直前ににっこり声をかけてくれるると嬉しくて涙がちょっぴりこぼれました。

ソユーズに向かいバスに乗る6人の宇宙飛行士を見送り、あとは数時間後の打ち上げを待つのみです。明日はバイコヌール篇最後、打ち上げです。

https://www.youtube.com/watch?v=B9Vqvz0Svg0

#宇宙 #ソユーズ #宇宙飛行士 #バイコヌール
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JAXAの大西宇宙飛行士が今日7日に星の街からカザフスタンのバイコヌール宇宙基地にお引越しします。打ち上げまでは隔離生活をして、あらゆるウイルス感染をしないようにするのです。今日から3日連続して公開する動画「バイコヌール打ち上げ」篇は、いままで全く公開してこなかった僕の星の街以降」の訓練最終期間のムービーです。
モスクワから専用機で到着したバイコヌール宇宙基地は赤茶けた延々と広がる荒野です。青いフライトジャケットを着て最後までバックアップクルーとしての任務を果たすつもりでしたが、バイコヌールで僕は私服です。
6月にバックアップクルーを辞退し、将来のプライマリークルーを選択した僕は、ISS飛行契約まで至った達成感とバックアップクルーとして打ち上げに参加していないもどかしさの両方を感じていました。宇宙CMの撮影や由井宇宙飛行士の打ち上げで何度も来ているバイコヌールですが、今回は「自分が搭乗するかもしれなかったソユーズ」の打ち上げを見守るという特別な体験でした。まずはソユーズが電車で射場に運ばれて垂直に立ち上がるるまでが今日の動画です。
柿本 ケンサク 監督の好意で編集していただきました。
‪#‎宇宙‬ ‪#‎ソユーズ‬ ‪#‎宇宙飛行士‬ ‪#‎バイコヌール‬

https://www.youtube.com/watch?v=-7e9oD4k7O8
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今日、6月6日は宇宙兄弟の「ムッタの日」だ。訓練の成績が大抵悪い、でも夢はでかい。この宇宙飛行士に僕は何度も勇気付けられた。人生遠周りしてきた落ちこぼれすれすれのムッタと僕はなんだかちょっと似た境遇だ。

ムッタにはだいぶ先を越されてしまったけど、そのうち追いつくからISSでも月でも火星でもいいから待ってろよ。
ちょっとだけ無理なことに、挑戦してこーぜ!兄弟!

追伸 広告代理店に長くいたので漫画という著作物を無断転用してよいのかビビりながら投稿してます汗
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訓練開始4日目。「夢」を語り始めています。少し恥ずかしい。
ここまでは、以前公開した映像、明日からは新規編集「バイコヌール篇」をアップします。https://www.youtube.com/watch?v=q0eLClEDBFQ
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訓練開始3日目。初めてのマイナス30度、初めてのソユーズ、初めての座学、初めての青いフライトジャケット。初めてだらけの3日間。
https://www.youtube.com/watch?v=1GniMHCRej8
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星の街訓練中の動画は数百時間の素材がありなかなか手が付けられませんでした。ここにきて、昨年の訓練終了までの様子を整理・編集を2人の監督がしてくれました。今日から連続で投稿させえてもらいます。

過去3本は一旦後公開していますが、そこから仕切り直しで最新作まで一挙に公開していきます。

まずは、昨年1月のモスクワ到着時の「赤の広場編」、「訓練開始編」、「夢」編の3本を公開です。 柿本ケンサク監督の撮影。編集です。

https://www.youtube.com/watch?v=_5IR9qh9rwQ
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ロシア星の街で最終訓練をしているJAXA大西宇宙飛行士がISSとソユーズの両方の最終試験・ファイナルクオリフィケーションに合格されました。
この最終試験、何度も星の街で見ましたが結構緊張するものです。この訓練で大西宇宙飛行士の星の街での訓練は完了し、打ち上げをするカザフスタン・バイコヌール宇宙基地に移動しましす。

大西宇宙飛行士には、星の街に僕が到着して数日の時に声がけしていただき、とても嬉しかったことをいまでも感謝しています。

大西さんはGoogle+でのみ毎日の訓練の様子を投稿しています。
僕の訓練日記とは比べ物にならない正確なレポートは頻繁にアップされています。是非ぐぐたすでフォローしてみてください。
ご報告遅れました。
昨日のソユーズ最終試験、無事に合格です!

並べられた封筒から1枚をピックする方式ですが、そこに書かれている不具合は6つ。
けれども昨日はシミュレーターのご機嫌が悪かったようで、それ以外にも色々と壊れました。
試験では、シミュレーターの不具合だろうとそのままクルーが対応するのが原則なので、なかなか盛りだくさんな内容でした。

封筒に書かれていた不具合は、以下の6つ。

①VHF通信の受信機の故障
バックアップの受信機に切り替えて回復。

②ISSへのランデヴー最終進入中に、ナビゲーションシステムの「クルス」が故障
手動操縦に切り替え、進入継続。
その途中で今度はメインコンピューターの通信が途切れたので、操縦不能状態に。
バックアップのアナログ制御ループに切り替えて、手動でドッキング。

③ISSからのアンドッキング時に、帰還モジュール内の酸素タンクから、モジュール内に酸素が漏れる
バルブを開けてからすぐにリークに気付けたので、そのバルブを閉めて応急処置は完了。
あとは、実際にその酸素が必要になるモジュール切り離し後に、バルブを再度開くことで対応。

④軌道離脱噴射中に、メインエンジン出力低下
バックアップの補助エンジンに切り替えて、噴射を継続。

⑤船内の気圧が急減圧したことを示す誤警報
警報によって自動で処置される操作を、全て取り消し。

⑥大気圏突入前に、コンピューター故障
手動での降下操縦を実施。

1つ1つの不具合には丁寧に対応できたので、自分たちでも満足のいく出来だったと思います。
応援どうもありがとうございました!
PhotoPhotoPhotoPhotoPhoto
ロシア訓練
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Space Adventures社のCEO Ericから誕生日メッセージをもらいました。「ISSでのプロジェクトのディテールを聞くのを楽しみにしているよ」という最後の言葉が響きますね。

民間人として日本人初のISS搭乗という夢の魅力とその遠大さに、興奮したり打ちのめされたりの53歳になると思います。
来年の誕生日がHappyで迎えられますように頑張ります!

ちなみにSpace Adventures社とは、世界で7人の民間人をISSに送り出すことに成功した米国の宇宙ベンチャーで、星の街での訓練のチャンスを僕に与えてくれたのも彼らです。

米国のEric,Tom,Akane そしてロシアのSergey,Marsel,Olga
本当にありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。
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Happy Birthday Satoshi!!

Congratulations on your successful completion of the training at the Star City last year! How thrilling is it that now you are certified as spaceflight participant cosmonaut and the first Japanese private astronaut qualified to visit the ISS!

Wishing you another adventurous year ahead!
We cannot wait to hear more details regarding your ISS project.
All the best,

Eric

http://www.spaceadventures.com/experiences/
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