Geographicaの使い方講座、第32回はトラック設定についてです。

トラックログの記録間隔などは普通の登山を想定して設定してありますが、気に入らない場合は変えてみるのも良いでしょう。

■記録音
トラックポイントを追加するときに音を鳴らすことが出来ます。記録動作を確認するために機能です。音が途絶えたら動作していないかも知れませんので、一度ジオグラフィカの画面を確認してください(※)。

デフォルトは小鳥の鳴き声で、なし、口笛、小鳥、鐘の4パターンから選べます。口笛の音は僕が自分で吹いた音を使っています。一番うるさくないのは鐘ですが、かなり聞えにくいです。なお、DIY GPSで使っていたソナーの音はジオグラフィカにはありません。

■記録タイプ
1分ごとなどの『時間』、100mごとなどの『距離』、時間と距離を組み合わせて適当に記録する『自動』の3種類から選べます。時間と距離は間隔を指定できます。自動の場合は細かい、標準、粗いの3種類です。時間と距離はわかりやすいと思いますが『自動』はよくわからないと思うので説明します。

まず、自動の標準に設定した場合は、30m進んで且つ45秒以上経っていた場合、もしくは120秒以上経った場合に新しいトラックポイントを記録します。30m進んでも45秒経っていなければ記録しませんし、その逆も然りですが2分経てばポイントを追加します。『細かい』の場合はこれら条件が半分になり、15m、22.5秒、60秒となり、『粗い』は75m(これだけ2.5倍)、1分半、4分になります。

ただし、これはGPS座標の精度がよかった場合で、精度が悪い場合は記録せずに精度が良くなるのを待ちます。いくら待っても良くならない場合はある程度の精度で妥協して、本当にデタラメな位置になる精度でなければ記録する様にもなっています。屋内など精度が悪くなりがちな場所では記録間隔が設定より長くなるという現象が起きますが仕様です。

という様に、GPSの精度によって記録するかどうかを判断していますのでトラックログの質は高いと自負しています。

■インポートで間引く
インポートする時にトラックに含まれるトラックポイントの数が多すぎるとデータ処理が重くなるので適当に間引く様に出来ます。元々はDIY GPSの最初の頃につけた機能ですが、今時のスマホは性能が高いので間引く必要もないかも知れません。という事で、Android版では無くしてしまいました(β版には残っていますが機能しません)。

■トラックの線設定
画面上に表示されるトラックの太さや色、透明度を変更出来ます。初期設定では、記録中のトラックは紫、保存してあるトラックを表示した場合は赤となっています。


■※バックグラウンドアプリについて
特にiOSの場合ですが、限られたリソースを最優先で使わせてもらえるのは画面に表示されているフォアグラウンドアプリで、バックグラウンドアプリはリソースが逼迫すればアッサリ殺されてしまいます。

例えばジオグラフィカがトラックログを記録していても、カメラアプリで動画を撮ったり写真を何枚も撮ったりすると、そちらにメモリなどを取られてしまい、後ろで動いているジオグラフィカがOSから強制終了を食らうことがよくあります。iOS8になってからは特にそういう事が増えました。おそらくOS自体が使うメモリ量が増えたのかと思います。

これはアプリレベルではどうしようもないので、トラックログを記録している時にカメラアプリやSNSアプリを使ったら、iPhoneをスリープさせる前に一度ジオグラフィカの画面を出して殺されていないか確認してください。もしくは、トラックログの記録音が途絶えていたら『あれ、殺されちゃったかな?』と確認してください。じゃないと、アプリが殺されたまま歩き続けてしまい、ログがピョーンと飛んでしまうことになります。こういう事態にならない様に付けたのがトラックの記録音です。

Androidはアプリ開発の自由度が高いので工夫をしています。リソースが逼迫した場合にバックグラウンドアプリが殺されるのは同じなのですが、Android版ジオグラフィカは地図表示をするメインプログラムと、バックグラウンドでトラックログの記録やルート案内を行うバックグラウンドプログラム(以下BGP)を分けていて、それぞれのプログラム間で通信をして連携を取っています。

メインプログラムが殺されても大抵BGPは生き残ります。BGPはメモリ使用量が少ないので、絶対ではありませんが相当に殺されにくくiPhone版より安定して生き残ります。地図ロイドと山旅ロガーの様な関係ですが、あちらと違ってジオグラフィカは一つのパッケージ内でプログラムを分けているので別々にインストールする手間がありません。

まだ未完成だし細かい部分はiPhone版の方が良くできている部分もありますが、トラックログの安定性はAndroid版の方が上かなと思っています(バグの有無は別として、構造的に)。

今回はここまでです。次回はルート設定について説明します。
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