エメラルドは宝石の取引上の分類として【貴石】とされる宝石でとても高額な物が存在します。

硬度は高いのですが、職人が制作する時も日常お客様が身に着けていても破損に気を遣う宝石の中の一つです。
ベリルの中でもエメラルドは天然の物でほとんどに内包物を有するものですから、衝撃などにより割れることが多くて、今までに何人ものお客様が破損により悲しい思いをされていますので十分にお気を付けください。
そのような『慎重さを世界中の方々が共有しているファッション ジュエリー』と解釈するとそれはそれでセレブリティな宝石という実感をも持ちますね。

職人としては、エメラルドの石留を任されるのが目標となるので、初めて留めを任された時は緊張と何かとても高揚したのを今も覚えています。

キャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)やスター効果の現れるものもありそれも希少ですが、特に他の宝石でもごく稀で独特な表情の「トラピチェ・エメラルド」は正にマニアックな希少石です。中心に六角形とその6つ角からほぼ均等に放射状の線が伸びるように結晶軸にならって現れます。
その要因は、原石がニンニクをスライスしたような模様と[*]印のような模様とがあり、その中心を研磨して宝石にしているからですが、このような形状になる起因要素は黒色頁岩内の超加圧された液体がエメラルド種結晶の成長を促進し、トラピッチェへと形成されるユニークな成長環境を作り出すとGIA(Gemological Institute of America)の方から報告が2015年の秋に記事が配信されました。
[トラピッチェ]の語源は、サトウキビの絞り機などの農耕機具にある六角形の歯車≪スペイン語のtrapicho (歯車の意)≫に様子が似ていることから来ています。
そしてトラピチェ・エメラルドだけは、コロンビア西部にあるMuzo(ムゾー)やQuiopama(キパマ)、Coscuez(コスケス)といった鉱山地域でエメラルド含有地帯の黒色頁岩中でのみ発見されています。

前回のエメラルドについて、Google+記事はこちら
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【産出国】
エメラルドの世界産出国として「コロンビア」がかなりを占めています。
1位 60% コロンビア
2位 15% ザンビア 
3位 12% ブラジル  
4位  4% ロシア     
5位  3% ジンパブエ  
6位  3% マダガスカル

【鉱物組成】
「エメラルド( emerald)」は「ベリル(Beryl)」の一種で、化学組成は【Be3 Al2 Si6 O18】、アクアマリンと組成を同じくしますがクロム Cr やバナジウム V がドーパントとして混入しています。

硬度 : 7.5 ~8
比重 : 2.6 - 2.8
結晶系:六方晶系

【エメラルドのお手入れ】
http://www.vanmore.co.jp/teire/birthdaystone05_emerald.html#emeraldcare
【宝石言葉】
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2016/05/19
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