来年4月の診療報酬・介護報酬の同時改定では、団塊の世代全員が75歳以上になる「2025年問題」への対応が重要テーマとなる。医療では、重症者向けの過剰な急性期病床を減らす一方、患者にリハビリテーションなどを行い、早く在宅療養に移行できるようにしていく。(西原和紀)

 「以前より足が出るようになりましたね」

 石川県南西部の能美市にある芳珠(ほうじゅ)記念病院(320床)。廊下で歩行訓練を行う男性患者(80)に、理学療法士の岩上倫太朗さん(27)が付き添う。

 この患者が入院しているのは、在宅復帰を支援する地域包括ケア病棟だ。多職種が連携してリハビリなどを行う。地域包括ケア病棟協会によると、全国約2000病院にあり、推計約6万4000床に上る。
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