精神疾患の治療に使う錠剤に電波を発するチップを埋め込み、患者本人や主治医らが服薬を確認できるシステムを、大塚製薬(東京)が開発した。同社によると、こうしたシステムは世界初。薬の飲み忘れを防ぐ新手法として期待される。

 抗精神病薬「エビリファイ」とチップを組み合わせた製剤などについて、米食品医薬品局から先月承認を得た。日本国内の販売は未定という。

 錠剤を飲むと3ミリ四方のチップが胃液に反応して電波を発し、腹部に貼った検出器が感知する。服薬情報はスマートフォンに送信され、患者はアプリで服用した日時が分かる。チップは便とともに排出される。

 統合失調症などの精神疾患の患者は薬の服用を中断することが多い。システムには、患者の同意を得て服薬情報を医師がパソコンで閲覧できる機能があり、診療や服薬指導に生かせる。
Shared publiclyView activity